平成26年度 秋田市園芸作物実証ほ場設置結果


品目名 実証
内容
実証内容 設置場所 実証結果 実証ほ場写真
1 ねぎ 品種 品種「TSX511」
・ねぎ7月上旬どり品種選定試験
下新城長岡 対照品種「夏一心」よりも1週間以上早いスピードで生育し、7月1日時点では10cm以上の差がついた。このことから、7月上旬どりに向いている品種と判断した。
2 ねぎ 品種 品種「夏扇4号」
・早どりねぎのトンネル栽培試験
四ツ小屋 初期生育(草丈、葉数、茎径)及び収穫開始時期も慣行区より一週間程度早まり、定植後の初期トンネル栽培は、早どりねぎの抽苔回避、生育促進効果が認められ、実用性がある。
3 ねぎ 土壌
消毒
クロールピクリン
・土壌消毒実施ねぎ栽培ほ場の消毒効果持続性確認試験
雄和種沢 雑草は前年土壌消毒区が2年連続土壌消毒区より多少手取り作業を多く要したものの、病害の発生状況や生育、収量に差はないことから、毎年土壌消毒する必要はなく、数年に1度の実施でよいと思われる。
4 ねぎ 肥料 肥料「サカタ液肥GB」
・ねぎ栽培における「サカタ液肥GB」の施用効果試験
雄和左手子 生育時は見た目でほとんど差がなかったが、収穫時には、サカタ液肥GB処理区で収量、品質が勝ることから、効果があると思われた。今後は葉面散布処理での検討も必要と思われる。
5 えだまめ 技術
確立
病害虫防除体系
・ダイズサヤタマバエ防除試験
雄和新波 スタークル顆粒水溶剤の効果は確認できたが、着莢期1回のスタークル剤散布ではダイズサヤタマバエの被害が見られることから、開花期と着莢期の2回散布、又は着莢期と幼莢期の2回散布のどちらかで防除する必要があると思われる。
6 ダリア 肥料 肥料「パワフル果菜756」
・ダリア栽培における「パワフル果菜756」の施用効果試験
河辺萱森 ロング肥料「パワフル果菜」施用区は慣行区より脇芽の発生が多く、出荷本数も多くなる。収穫終了後の球根状況は、着生球根数では慣行区でやや多い傾向であるが、肥大・充実度ではパワフル施用区で良好である。
7 ブロッコリー 品種 品種「夢ひびき」
・ブロッコリー品種特性調査試験
下新城小友 頂花蕾については、形、締り、色、品質ともに素晴らしい出来栄えだった。頂花蕾収穫後のセカンドームについては、期待できないと判断した。頂花蕾についてはJA新あきたでの推奨品種として来年度以降の作付けを検討したい。
8 アスパラガス 肥料 肥料「サカタ液肥GB」
・アスパラガス栽培における「サカタ液肥GB」の施用効果試験
太平八田 平成25年5月定植の2年目株への処理であり、生育には大きな差は見られなかった。塊茎の調査は行わなかったので地下部の肥大・充実度は次年度の収量等で明らかになると思うので、今後も経過を観察していきたい。
9 ほうれんそう 土壌
消毒
クロールピクリン
・土壌消毒ほ場における夏どりほうれんそう栽培試験
太平川原 雑草の発生については、ほとんど差がなく殺草効果は確認されなかった。萎凋病や立枯病は見られず、同時に欠株も少なく収量の増加にも繋げることが出来て、高い効果が得られる。
10 ちんげんさい 技術
確立
直播栽培
・ちんげんさい施設直播栽培試験
柳田佐渡端 シーダーテープ使用よる直播き栽培は、間引きが必要なくなり、クリーンシーダ直播、並びに移植栽培より大きく省力化できる。土壌混和できる農薬が使用でき、病害虫の被害も最小限に抑えることができ、収量も移植栽培と同等であり、普及できる栽培方法である。
11 トマト 肥料 肥料「サカタ液肥GB」
・トマト栽培における「サカタ液肥GB」の施用効果試験
豊岩豊巻 「サカタ液肥GB」葉面散布区と無散布区の根量を比較したところ、葉面散布区で約1.5倍の量となり、夏場の高温期でも尻腐れ病が少なく、枯れ上がりも遅く、僅かではあるが収量増に繋がる。
12 かぼちゃ 品種 品種「NS-025」
・かぼちゃ品種比較試験
雄和神ヶ村 収穫は「くり将軍」と比較して7日程度早かったが、果実が小さく収量にも影響した。また、全体的に不揃いのため、出荷向けの作付けには不向きと思われる。
13 かぼちゃ 品種 品種「いかずち」
・かぼちゃ品種比較試験
雄和相川 試験品種「いかずち」は慣行区の「くり将軍」と比較して、収穫は1週間程度早かったものの玉が比較的小さく、収量的には低い。しかし、形は比較的よく糖度も高く、早期出荷には向いている品種と思われる。
14 かぼちゃ 肥料 肥料「パワフル果菜756」
・かぼちゃ栽培における「パワフル果菜756」の施用効果試験
下浜羽川 慣行区と比較して出荷個数は115%、重量が105%、品質が約1割増のA品率となった。斑点性細菌病が発生しなければ、全体的にもっと高い数値となり、追肥省略一発型肥料は実用性がある。
15 だいこん 品種 品種「役者横丁」「くらま」「耐病総太り」
・だいこんの生理障害と品種反応
太平皿見内 品種別の生理障害発生状況は、肥大と伸長が思うように進まなかった影響もあり、品種間の差は生じなかった。見た目では、「役者横丁」、「くらま」の肌が「耐病総太り」と比べてきれいである。

過年度の実証結果

平成25年度実証結果

平成24年度実証結果

平成23年度実証結果


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