※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2024年4月5日号

令和6年度秋田市の予算&事業(2)

安全・安心、持続可能な社会の実現に向けて

おもな事業の概要をピックアップ!


5つの将来都市像に沿った新年度事業

 このページでは、「県都『あきた』創生プラン」に掲げる5つの将来都市像に沿って、おもな新年度事業をお知らせします。

●=新規事業 □=継続事業
*各事業の「▼」が予算額です。

<1>豊かで活力に満ちたまち

 産業振興により地域経済を活性化し、雇用とにぎわいを創出することにより都市としての求心力を高め、多様な交流や連携を構築し、県都として周辺圏域の発展を牽引(けんいん)する「豊かで活力に満ちたまち」をめざします。
再生可能エネルギー関連企業の誘致に向けた進出の意向を調査
 企業へのニーズ調査により秋田市と親和性の高い企業を抽出し、進出の可能性が高い企業への訪問などを行います。
▼784万6千円
サテライトオフィス施設を整備する事業者への支援や立地促進
 IT関連企業の秋田市進出の増加に伴い、高まるオフィス需要に対応するため、施設整備する事業者を支援するとともに、新規立地の促進を図ります。
▼3千3万9千円
*サテライトオフィス施設=レンタルオフィスなど、複数の利用者が業務に利用できる設備を備えたオフィス。
商店街・地域中小企業団体などを支援
 商店街や各業界・業種などを代表する団体が消費拡大を目的に実施する販売促進事業を補助します。
▼4千600万円
中小企業者などを支援するファンドを設立
 新たな事業を立ち上げるベンチャー企業や第二創業を図る企業などに対し、投資や継続的な経営指導を行うことで成長を支援する新たなファンドを地元金融機関などと共同で設立します。
▼5千万円
物価高騰の影響を受けている事業者の経営改善を支援
 融資返済の条件変更に必要となる経営改善計画の策定費用を補助します。
▼811万7千円
□再生可能エネルギー関連産業の人材育成を支援
 事業に必要な資格取得などに支援するほか、高校生や大学生を対象に啓発活動を行います。
▼397万7千円
公設地方卸売市場を再整備
 安全・安心な生鮮食料品などを市民へ供給する市場としての役割を果たしていくため、老朽化が進む市場の再整備に取り組みます。
▼9千9万5千円

公設地方卸売市場
被害を受けた農業者への支援
 令和5年の豪雨や猛暑により被害を受けた農業者などの再生産に向けた取り組みを支援します。
▼3千433万2千円
ため池の安全確保対策
 防災重点農業用ため池の安全性確保と決壊による水害防止などの対策のため、調査や施設整備を実施します。
▼2千530万円
□インバウンド誘客を促進
 県と連携したトップセールスなどを行うほか、台湾台南市と観光、文化などの交流を実施します。
▼1千281万7千円
雄和ふるさと温泉の大規模改修
 老朽化が進んでいる雄和ふるさと温泉の施設機能の向上を図ります。今年度は大規模改修に伴う実施設計業務委託などを行います。
▼3千152万3千円
「酒と発酵」をテーマにしたイベントを実施
 観光の閑散期となる冬季の誘客を図るため「酒と発酵」をテーマにした飲食イベントを開催します。
▼600万円
□千秋公園の整備
 千秋公園の魅力を高めるための整備を行います。今年度は東側ポケットパーク、駐車場(調査設計)、さくら景観などを整備します。
▼9千237万円
企業版ふるさと納税の推進
 民間企業とのパートナーシップによって地域再生計画に基づく地方創生事業の取り組みを推進するため、寄付受け入れの拡大をめざします。
▼313万5千円
歴史や文化などの地域資源を活用した魅力を発信
 秋田市ふるさと応援寄附金などを通じた関係人口の創出・拡大につなげるため、認知度とイメージの向上を図ります。
▼481万5千円

<2>緑あふれる環境を備えた快適なまち

 利便性の高い都市基盤を整備しながら、住みよい環境を保全し次世代へ継承することができるコンパクトシティを形成し、いつの時代においても、「緑あふれる環境を備えた快適なまち」をめざします。

ごみ処理施設の整備や処理体制を検討
 最適な広域化方式について検討します。
▼430万9千円
□再生可能エネルギーの導入を支援
 太陽光発電システムや木質ペレットストーブなどの導入補助により、再生可能エネルギーの普及拡大を進め、温室効果ガスの削減とエネルギーの地産地消を図ります。今年度は、けむりやにおいを抑制する機能付きの薪ストーブを補助対象に追加します。
▼1千619万円
再生可能エネルギーを導入する事業者を支援
 クリーンエネルギーの活用による市内企業の競争力強化やエネルギーの地産地活による光熱費の軽減、脱炭素化の促進を図るため、市内事業所への再生可能エネルギー設備の導入を支援します。▼300万5千円
外旭川地区まちづくり事業の推進
 外旭川地区におけるまちづくりのモデル地区整備について、基本計画を踏まえ、事業の推進を図ります。
■(仮称)外旭川地区まちづくり協議会の設立・運営
■まちづくりに関する専門的助言を行うアドバイザリー業務の委託
■先端技術を活用した取り組みの具体化、関係者間の調整や事業化準備に関するコンサルティング業務の委託
▼968万4千円

整備予定の外旭川地区
被災住宅の応急修理費を支援
 令和5年7月および9月の豪雨により住宅が一定規模以上の被害を受け、修理する資力がない世帯を対象に、居室や台所、トイレなど日常生活に必要不可欠な部分の応急修理費を支援します。
▼2億7千553万8千円
賃貸型応急住宅を提供
 令和5年7月の豪雨により住宅が全壊などの被害を受け、居住する住宅がなく、新たに住宅を持つことができないかたを対象に、応急仮設住宅(賃貸型応急住宅)を提供します。
▼4千357万3千円
□仁井田浄水場を更新
 基幹浄水場である仁井田浄水場を更新するとともに、必要となる施設を整備します。
▼66億4千515万円
□都市計画道路を整備
 円滑な交通の確保や豊かな公共空間を備えた良好な市街地の形成などを図るため、既成市街地内を中心とした都市計画道路(泉外旭川線、川尻広面線)を整備します。
▼21億2千712万6千円

<3>健康で安全安心に暮らせるまち

 生活の危険を回避できる十分な体制を整備し、市民が健やかな心身を保ちながら、「健康で安全安心に暮らせるまち」をめざします。

津波ハザードマップを更新
 基準水位などを明示した津波ハザードマップを更新します。
▼637万7千円
□災害発生時の救援物資を備蓄
 被災したかたの生活を維持するための救援物資を計画的に備蓄します。今年度は避難生活の長期化や冬期間の災害に備え、発電機やストーブ、簡易トイレなどを新たに備蓄します。
▼5千538万5千円
□(仮称)秋田市水防センターの設計
 秋田地区河川防災ステーションの整備に併せて、令和7年度着工を予定している(仮称)秋田市水防センターに関する基本設計・実施設計を行います。
▼2千53万3千円
●秋田南大橋の設計業務を実施
 修繕と耐震補強についての設計業務委託を行います。
▼1千万円
□雨水管などを整備(下水道事業)
 浸水被害の軽減を図ることを目的に、実施設計や、土質調査などの実施(中通・南通・八橋ほか)、内水浸水想定区域図(広面・横森・桜ほか)の作成を行います。
▼3億3千600万円
□古川流域の浸水対策(下水道事業)
 古川流域の浸水被害の軽減を図るため、雨水排水ポンプ場および導水路などの整備を行います。
▼42億2千600万円

<4>家族と地域が支えあう元気なまち

 家族の絆・地域の絆・人と人との絆のもと、すべての市民が主人公として尊重され、充実した生涯を送ることができる「家族と地域が支えあう元気なまち」をめざします。

●地域支え合いセンターの運営
 令和5年7月および9月の豪雨で被災されたかたの自立や生活再建を支援するため、秋田市社会福祉協議会へ地域支え合いセンターの運営を委託し、見守り支援や、相談機関の設置、支援団体や専門機関との連携による包括的な支援を行います。
▼5千158万円


□高齢者コインバス事業
 満65歳以上の高齢者が、市内の路線バスなどを「シニアアキカ」を使用して、1乗車100円で乗車できるようバス事業者へ助成します。
▼2億4千470万5千円

□子どもの医療費を助成
 乳幼児・小中高生、ひとり親家庭などの児童を対象に医療費の自己負担分を助成します。
 8月から拡充…子ども福祉医療制度における小中高生の所得制限を撤廃します。
▼9億3千3万3千円
□結婚新生活を支援
 結婚に対する経済的負担の軽減を図るため、要件を満たす新婚世帯に住宅購入費や家賃、引っ越し費用などの一部を補助します。
▼2千144万6千円
●明徳地区コミュニティセンター大規模改修
 老朽化した建物の大規模改修工事を行います(事業年度は令和6年度〜7年度)。工事に伴い、12月から休館を予定しています。
▼1千569万1千円

<5>人と文化をはぐくむ誇れるまち

 歴史や文化をいかした魅力あるまちづくりを進めるとともに、生涯にわたり学習・文化・スポーツ活動に取り組める環境の中で、誰もが目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができる「人と文化をはぐくむ誇れるまち」をめざします。

佐竹史料館改築事業
 「佐竹史料館改築基本計画」に基づき、令和7年10月の開館をめざし、現在地において建築工事などを行います。
▼20億1千477万6千円
□「美術館の街」活性化事業
 千秋美術館リニューアルオープンを記念した企画展を開催するほか、県立美術館や周辺地域と連携し美術情報の発信などを行います。
▼4千531万1千円

自然科学学習館開館20周年記念事業
 開館20年を迎えるに当たり、7月に恐竜ショーなどの記念事業を実施します。
▼330万円
□学校給食費の管理
 学校給食費の収納管理を適正に行うとともに、給食物資を効率的・安定的に供給します。今年度は、物価高騰対策として給食費の改定に伴う増額分を支援し、保護者の負担軽減を図ります。
▼14億4千375万3千円


計画実施にあたっての新規事業

秋田市公式LINEの運用
 対象者に応じたプッシュ型情報発信や、各種手続きの問い合わせへの自動応答など、市民のかたとの「双方向」による情報発信・受信が可能となる「秋田市公式LINE」を運用します。
▼241万7千円
「中核市サミット2024in秋田」を開催
 地方分権の推進と地域のさらなる発展に向け、都市共通の課題について議論を深め、将来へつながる政策を発信する「中核市サミット2024in秋田」を10月31日・11月1日の2日間に開催します。
▼788万2千円


空から見た芸術文化ゾーン。中核市サミットのメイン会場になります


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