主な出土遺物


人面墨書土器

人面墨書土器

 鵜ノ木地区の古代沼の水辺や井戸跡からは、「まつり・まじない」に使われた道具(祭祀具)が出土しています。人面墨書土器もその一つで、祓いの道具として水に流されたものです。


胞衣壺(えなつぼ)

胞衣壷

 胞衣壺は生まれた子供の成長と立身出世を祈って土の中に埋めるもので、中には胎盤と萬年通宝が5枚入っていました。胎盤をDNA鑑定した結果、生まれた子供はB型血液の男の子と判明しています。


和同開珎銀銭

和同開珎銀銭

 秋田城からは当時の律令政府が鋳造した貨幣が見つかっています。これまで、日本最古の貨幣である和同開珎3枚、胞衣壺から萬年通宝5枚、その他に富壽神宝1枚が見つかっています。
 和同開珎銀銭は大変珍しく、完全な形で見つかったのは関東以北では初めてです。


非鉄製小札甲(ひてつせいこざねよろい)

非鉄製小札甲

 大畑地区中央部の竪穴状鍛冶工房跡から、甲(よろい)を構成する部品である小札(こざね)が多量に出土しました。小札は漆塗りで仕上げてあり、材質は非鉄製で革製の可能性が高いと考えられています。当時の甲の実態を知るうえで非常に重要な資料です。


木簡「天平六年月」

木簡「天平六年月」

 木簡は、当時紙が貴重だったため紙の代わりに簡単な連絡や荷札等として用いられました。
 写真の木簡は、「天平六年月」とクギ書きされたもので、『続日本紀』の天平5年条の出羽柵の秋田村高清水岡への遷地記事を裏付ける重要な資料です。


漆紙文書「書状」

漆紙文書「書状」

 漆紙文書は、使用済みの紙を漆の入った容器の蓋紙にし、それに漆が付着して捨てられたあとも漆の保存力のおかげで土の中でも腐らずに残ったものです。文書の内容には当時の戸籍や手紙等さまざまなものがあります。


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