谷文晁「赤壁山水」
高橋萬年「雄渾」
日本人は古くから詩歌や物語に親しみ、イマジネーションを広げてきました。
絵画や書の中には、それらを主題としたものが数多くあり、人々は描かれた自然の情景に遊び、主人公たちの生きざまに
憧れや共感をいだいてきたのです。
そうした作家それぞれの解釈による、主人公の内面を表現した絵画や、詩の境地と
筆墨とをみごとに融合させた書は、作品の背景にあるものを知ることにより、より深く鑑賞することができるでしょう。
本展では、「神話の世界から」「詩歌の世界から」「武者絵」「漢詩の世界から」「自然を詠う」「祈り」
「詩境を味わう」の7章に構成して、所蔵品を中心とする56点により、詩と物語の世界を紹介します。
新春にあたり、絵画や書に表わされた雅趣あふれる世界や、清らかな自然の情景をあじわい、文人たちの悠揚たる
心境に思いをいたしながら、心豊かなひとときをお楽しみください。
●ギャラリートーク
1月23日(日) 午後2時より 解説:当館学芸員