室内空気環境について


最終更新 2014.12.4


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シックハウス症候群をはじめとする室内空気質による健康影響への関心が高まっています。
シックハウス症候群および化学物質過敏症について紹介します。

シックハウス症候群について

近年、住宅の高気密化や化学物質を放散する建材・内装材の使用等により、新築・改築後、居住者が体調不良を訴える事例が、多数報告されています。
その症状は多様で、発症の仕組みをはじめ未解明な部分が多く、また様々な複合要因が考えられることから、「シックハウス症候群」と呼ばれます。

揮発性有機化合物(VOC:Volatile Organic Compounds)について

室内の空気中には、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンなど、極めて多くの種類の「揮発性有機化合物(VOC)」が存在しています。

  • 住宅内にはさまざまなVOCの発生源があります。たとえば暖房機などの開放型燃焼器具、ヘアスプレーや塗料の溶剤、接着剤、家庭用品、タバコの煙などがあげられます。

  • VOCは種類が多く個々の微量物質の健康影響評価を短期間で行うことが困難なため、VOC汚染を全体として低減させることを目的として空気中の複数のVOC(TVOC:総揮発性有機化合物)の総量について暫定目標値400μg/m3が示されています。

  • 現在厚生労働省より以下のVOCについて毒性指標及び室内濃度指針値が示されています。

                 
揮発性有機化合物 毒 性 指 標 室内濃度指針値*
ホルムアルデヒド 人の暴露における鼻咽頭粘膜への刺激 100μg/m3(0.08ppm)
トルエン 人の暴露における神経行動機能及び生殖発生への影響 260μg/m3(0.07ppm)
キシレン 妊娠ラット暴露における出生児の中枢神経系発達への影響 870μg/m3(0.20ppm)
パラジクロロベンゼン ビーグル犬暴露における肝臓及び腎臓等への影響 240μg/ m3(0.04ppm)
エチルベンゼン マウス及びラット暴露における肝臓及び 腎臓への影響 3800μg/m3(0.88ppm)
スチレン ラット暴露における脳や肝臓への影響 220μg/m3(0.05ppm)
クロルピリホス 母ラット暴露における新生児の神経発達 への影響及び新生
児脳への形態学的影響
1μg/m3(0.07ppb)
ただし小児の場合0.1μg/m3(0.007ppb)
フタル酸ジ-n-ブチル 母ラット暴露における新生児の生殖器の 構造異常等の影響 220g/m3(0.02ppm)
テトラデカン 8-C16混合物のラット経口暴露における肝臓の影響 330μg/m3(0.04ppm)
フタル酸ジ-2-エチルへキシル ラット経口暴露における精巣への病理組織学影響 120μg/m3(7.6ppb)**
ダイアジノン ラット吸入暴露における血漿及び赤血球コリンエステラーゼ活性への影響 0.29μg/m3(0.02ppb)
アセトアルデヒド ラットの経気道暴露における鼻腔嗅覚上皮への影響 48μg/m3(0.03ppm)
フェノブカルブ ラットの経口暴露におけるコリンエステラーゼ活性などへの影響 33μg/m3(3.8ppb)
注 *単位の換算は、25℃の場合です。指針値は長期間暴露によるものですが、ホルムアルデヒドは短期間暴露によるものです。
注**フタル酸ジ-2-エチルへキシルの蒸気圧については1.3x10-5Pa(25℃)〜8.6x10-4Pa(20℃)など多数の文献値があり、これらの換算濃度はそれぞれ0.12〜8.5ppb相当です。
  • ホルムアルデヒドについて

    • 用途は、消毒剤、防腐剤などです。各種樹脂の原料となり、住宅建材や家具の接着剤 にも広く使われます。水溶液はホルマリンと呼ばれます。
    • 建材等の「ホルムアルデヒド」は温度や湿度が高いと揮発しやすく、とくに梅雨の時期から夏にかけて、室内空気中の濃度が高くなりやすいことから、新築の家など では臭気を感じたり、目がチカチカするなどの症状が出ることがあります。

予防・対策のためのチェックポイント

  • 新築やリフォームをするとき、使用する建材や内装材の種類などに注意しましょう。

    ホルムアルデヒド等の化学物質の発生量が少ない建材・内装材等を使用すれば、そのぶん室内の化学物質の濃度は低くなります。
    設計・施工にあたっては、設計者や工務店と相談し、できるだけ化学物質の含有量の少ない材料や安全な材料を使用するとよいでしょう。
    • むく材や自然素材の内装材の使用、シロアリ防除剤を使用しない施工法などがあります。

    • 合板やパーティクルボードについては以下のような日本農林規格(JAS)、日本工業規格(JIS)の等級規格がありますので参考にしてください。

       
      合板、複合フローリングに関する日本農林規格(JAS) パーティクルボード、繊維板に関する日本工業規格(JIS)
      表示の区分 ホルムアルデヒド放散量  *2 種 類 記 号 ホルムアルデヒド放散量 *2
      平均値 最大値
      F1 0.5 mg/L以下 0.7 mg/L以下 E0タイプ E0 0.5 mg/L以下
      F2 5.0 mg/L以下 7.0 mg/L以下 E1タイプ E1 1.5 mg/L以下
      F3 10.0 mg/L以下  12.0 mg/L以下 E2タイプ E2 5.0 mg/L以下
      *2 デジケーター法による蒸留水への吸収濃度
    • 新築やリフォームしたときは、換気に充分注意しましょう。

      • 室内の化学物質の濃度は、一般に新築またはリフォーム直後が最も高い状態にあります。工事終了後から入居までの日数はできるだけ長くとりましょう。

      • 家の新築時やリフォームしたときには、とくに通風や換気を心がけ、室内のホルムアルデヒド等の濃度が高くならないよう気をつけましょう。室温が高くなると放散量は増加します。

      • (とくに新築の場合)入居前に室温を高めて、その揮発を促進させて換気により除去する 「ベークアウト」方式も有効な方法です

      • リフォーム工事中は、塗料や接着剤等の使用から、溶剤等の濃度が高くなります。居住しなが らの工事は避けるのが望ましいですが、少なくとも住んでいる部屋への安全対策は必要です。

    • 室内空気中の有害化学物質量をできるだけ減らすように努めましょう。

      • 室内空気中の化学物質濃度を低くするため、通風や換気にも心がけましょう。

      • 住宅建材のほかにも、壁紙、カーペットなどの内装材や家具、防虫剤、殺虫剤等の家庭用品からも化学物質が発生することがあります。特に化学物質に敏感な人やアレルギー体質の人がいる場合は、購入の際に成分等に注意し、必要以上に使わないようにしましょう。一般商品と発生するVOCについては以下の例を参考にしてください。

         
        一般商品と発生するVOCの例
        一般商品 発生するVOC
        有機溶剤 トルエン、キシレン、ヘプタン、アルコール類、メチルエチルケトン、酢酸エチル、
        ブチルエーテル
        殺虫剤(防蟻剤) ケロシン、クロロピリホス、アレスルリン、ペルメトリン、フェニトロチオン
        防菌・防カビ剤 チアベンタゾール(TBZ)、p-クロロメタキシレノール、イソプロピルメチルフェノール、
        ホルムアルデヒド
        防ダニ・防虫剤 ヒノキチオール、フェニトロチオン、フェンチオン、TBZ/P-ジクロロベンゼン、ナフタリン、
        アレスリン
        芳香・消臭剤 リモネン、α−ピネン/P-ジクロロベンゼン、植物抽出液
        清掃剤・ワックス エタノール/n-デカン、トルエン、キシレン、塩化メチレン
        接着剤 ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、
        n-ヘキサン、アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン
        難燃化剤 リン酸トリブチル、トリスリン酸クロロエチル
        可塑剤 フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジブチル(DBP)
            
  • 住宅の内装リフォームでシックハウス症候群にならないために

    今般、壁紙の張替えなどの内装リフォームによるシックハウスやにおい、化学物質に関する事故報告が寄せられていることを踏まえ、消費者庁より、「住宅の内装リフォームでシックハウス症候群にならないために」(平成26年11月28日)が公表されました。

    消費者自身で壁紙の張替えなどの内装リフォームを行う際は、

    • 建築材料のホルムアルデヒド発散量の等級を確認すること

    • 内装リフォームを行った後は、部屋の換気を十分に行うこと

    • シックハウス症候群と思われる症状が出た場合には、医療機関に相談すること

      等のシックハウス症候群の防止対策をしましょう。

    住宅の内装リフォームでシックハウス症候群にならないために(消費者庁)


化学物質過敏症

 微量化学物質に反応し、様々な精神・身体症状が現れ、場合によっては、日常生活に支障をきたすことがあります。病態や発生機序については、未解明な部分が多いと言われています。         

その他

  • 室内空気環境が原因と思われる体調不良を訴える人がいる場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
  • その他お問い合わせ、ご相談は下記までご連絡ください。
 

連絡先
秋田市保健所 衛生検査課 環境指導担当
〒010-0976 秋田市八橋南一丁目8番3号
tel:018-883-1181 fax:018-883-1344
e-mail: ro-hlex@city.akita.akita.jp

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