市長ほっとコーナー


記者会見

平成21年(2009年)6月24日(水)

市長の定例記者会見を行いました。

おもな質疑内容

(幹事社:秋田魁新報、NHK )

質 問 市 長

 はじめに私から、6月定例会を振りかえって、所感を少し述べたいと思います。

 今議会は、私が就任後本格的な論争をする初めての機会でありました。そういう意味では、マニフェストに掲げた庁舎改築や中央街区の活性化等について、方向性を出すための予算付けをさせていただいたと思っています。また、緊急雇用対策についても、154名の雇用を確保するための緊急的な措置でしたが、予算を可決していただきました。まだまだ秋田の経済状況は厳しいものがありますので、9月定例会に向けて、41事業、150名を超える雇用の創出に努めたいと考えています。

 さらに、環境立市を目指す中で、自然エネルギーを活用した太陽光発電についても、市独自の制度を創出するということを明らかにしましたので、その詳細について鋭意検討しております。

 また、定額給付金等についても、DV等で受け取れないかたに市独自の給付を行うため、9月議会に補正予算を計上したいと考えています。定額給付金の受け付けは10月で終わりますが、この場合は期限を設けず延長して受け付けし、給付していくことになります。親による子どもへの虐待もあることから、施設に入っている子どもについては施設から申請をしてもらうなど、より広く救済できるような措置をしていきたいと思っています。

 次に、秋田市制120周年記念についてです。今年は明治22年の秋田市制施行以来、120周年の記念すべき節目の年にあたります。これまでも、絆をテーマにさまざまな記念行事を行ってきました。5月の西部市民サービスセンターオープンニングセレモニー、6月2日、3日の第67期将棋名人戦、そして6月7日には秋田県ラグビーフットボール協会の招待によるサントリー対NECの試合が行われました。

 特に、キャッスルホテルで行われた将棋名人戦の第5局については、137手で挑戦者の郷田九段が勝利をおさめ、3勝2敗に持ち込みました。その後、羽生名人が1勝してタイとなり、今日愛知の豊田市で最終第7局が行われています。今、最後の局面を迎えて大変興味深い所に入ってきました。秋田での前夜祭には約300人の将棋ファンにお出でいただきました。将棋ファンのための新しいイベントのきっかけ作りに寄与できたと思っていますし、これを機会に、再度タイトル戦を誘致できればと考えています

 今後の記念事業の大きなものとしては、7月12日に秋田市文化会館大ホールにおいて、市制120周年記念式典を行います。第一部は市の功労者および一般表彰、第二部は記念事業の二部構成となっています。第二部ではメインテーマである「絆」の大切さをアピールするキャラクターの命名者を表彰します。キャラクターの愛称については、市民のみなさんから募集し、選考の結果、6月22日に「テッテ」と決まりました。式典には「テッテ」を図案した秋田市出身の漫画家倉田よしみさんにも参加していただきますし、「テッテ」の着ぐるみもお披露目したいと思っています。「テッテ」には、今後120周年記念事業だけではなく、さまざまな場面で活躍してもらい、市民の皆さんにかわいがっていただきたいと思います。

 続いて、秋田市出身の女優である浅利香津代さんの朗読に音楽や映像を交えながら、明治、大正、昭和そして平成に及ぶ秋田市の歩みを綴ります。朗読では、第一回芥川賞を受賞した石川達三をはじめ、秋田市ゆかりの作家や詩人、エッセイストの作品を通してそれぞれの時代の秋田市とそこで暮らす人々の姿を再現します。

 このほか、市制施行当時の公文書、例えば秋田市の、矢留のマークの生い立ちといったものを大ホールのロビーで展示し、ご来場のみなさんにご覧いただきたいと思います。

 次に、市民企画のイベントについてです。10月31日に千秋公園を主会場としてさまざまなイベントを行う予定です。一つめは「幸せいっぱい!腹一杯!あきた丼ぶり感情」と題して、市民の皆さんが独自に開発した愛情たっぷりのオリジナル丼ぶりの旨さを競うコンテストです。二つめは、夕暮れどきにお堀に浮かべた特別ステージで、火振りかまくらを行う「水上火振りかまくら」です。その他、ストリートパフォーマンスや縄ない・縄結び体験、それから昭和の初めに子供達への思いを綴った手紙展なども開催していきたいと思っています。

 これらのイベントは、次代を担う若い人達に企画していただいています。子供からお年寄りまで、幅広い年代の方が参加できるように趣向を凝らしたイベントとするため、一所懸命準備をしているところです。

 三つ目として、パッサウ市との姉妹都市提携25周年記念事業です。10月にパッサウ市に公式訪問団と市民交流団を派遣し、記念式典に出席するほか市民同士の交流行事を予定しています。

 このほか、6月27日、28日の第12回ヤートセ秋田祭り、7月20日の出張なんでも鑑定団in秋田、9月23日の秋田国際ファミリーマラソン、そして10月4日の第2回土崎対新屋の大綱引き大会などを記念冠事業として行う予定です。さらには、10月下旬に第132回秋田県種苗交換会がアルヴェをメイン会場に開催されます。商工一体となった賑わい作りと連帯のきっかけになれば、ということでメイン会場を駅前にしました。また、当日は全国規模の学会が秋田でありますので、4,500人以上の方々が秋田にお出でになります。中央街区・駅前の賑わいを作るという意味で、ぜひ中央街区にスポットを当てたイベントにしていきたいと思っています。私からは以上です。
魁:定額給付金のDV被害対策として、市では独自の予算を組んで支給したいということでしたが、現在どの程度対象者がありますか。 現在、具体的には問い合わせ等はないと聞いています。
魁:今後に備えて、ということでしょうか。  そうです。今のところ問い合わせはありませんが、問い合わせがないからといって現実にDV被害者はいないとは断言できないと思っていますので、制度として確立しておくものです。対象となるかたがおいでになりましたら、ぜひご相談いただきたいということです。
魁:制度をつくるというのは、条例を整備することになるのでしょうか。  その必要はないと思います。具体的に言いますと、DVの対象となっている女性だけでいいのか。子どもへの虐待のため、お母さんお父さんと離れて施設に入っている子ども達もいます。そういった子ども達は自分で請求できませんので、代理請求なども考えなければなりません。他都市でも行っている例はあるようですので、それを参考にしてきちんと枠組を作ったうえで、議会にもご報告し、ご理解をいただいて実施していきたいと考えています。

 なお、定額給付は10月までの受け付けですが、これは市独自の制度ですから、期間は延長して対応していきたいと思っています。
毎日:この制度は給付そのものを市の予算でやるということなのか、または国の給付金を充てることができるように市が考えるということでしょうか。  市独自の給付です。国の給付金制度は適用できません。市の予算で定額給付金と同じ金額を給付するということです。
読売:場合によっては、重複して給付金をもらう人がいる可能性があるというですか。 その可能性はあります。
読売:実施時期は9月ということでしたが、もう少し早くできるのではないでしょうか。 企画調整部長:予算措置の関係もあり、専決で行うには重い案件なのかなと思います。
読売:独自の制度ということですが、10月に受け付けが終了する給付金制度自体にはこだわりますか。  こだわりません。市独自の制度ですから、国の制度が終わっても延長してできます。ただ、期限をなくしてというわけにはいきませんから、一定の期間を設け、国の制度よりも延長して対応していきたいと思います。対象者は、なかなか実態がつかみにくいものですが、全くいないとは考えていません。

 父親が定額給付金を受け取った場合、二重給付となってしまうことについては、給付金制度自体は考慮していないため、やはり問題はあると思います。
魁:二重に支払われた場合、返還要求などといったことを考えていますか。 返還請求はしない予定です。
読売:DVを受けているという判断をどうされるのでしょうか。  そういったことを含めて検討中です。相談員制度とか、一定の資格を持っている人を活用するなど、いろいろな手法を考えなければならないと思います。
日経:太陽光を利用した市独自の政策とは、どのようなイメージをされていますか。  イメージ的には、県と同じように太陽光発電に対する補助金制度を考えています。家庭用はだいたい4キロワットが平均ですが、その場合、県から6万円、国から7万円の補助があります。一軒あたり約200万円かかると思われますが、4キロワットで200万円ですから、1キロワットあたり50万円になります。できれば、国と県と市で50万円の半分くらい出せればと思いますが、市の財政事情も厳しいことから十分検討しないといけないと思います。
日経:予算計上は9月議会になりますか。 9月議会に補正予算として計上したいと考えています。
NHK:御所野地区の土地売却の件ですが、御所野のショッピングセンターが拡大するということと、中心市街地を盛り上げていくということとはコンパクトシティの考え方からすると整合性が取れないのではないかという意見がありますが。  確かにコンパクトシティは必要な方向性だと思います。また、大きな商店が郊外にできると、既存の商店は非常にダメージを受けるということもわかります。では、郊外に商店ができなかった場合中央街区は衰退しなかったかというと、そうでもないような気がします。

 今、消費者の志向というのは多くの品揃えがあるというところに主眼があると思います。一つのスペースに八百屋さんしかない、というよりは同じスペースでいろいろなものを求めるという消費者のニーズが増えてきていると思います。そういう意味では、専門店に特化するとか、消費者のニーズに合わせていくという経営者の努力が必要だと思います。一方が良くなるからもう一方がだめになるということではなく、やはり両立できるのではないかという思いはありました。

 今回の場合、売却したスペースを駐車場として使用するのであれば、コンパクトシティに与える影響はないと思います。
NHK:売却地に増設の可能性があったとしても両立はできるという考えでしょうか。  増設の可能性はないと思いますが、例えあったとしてもできると思います。郊外に店ができなかったとしたら中央街区がそのまま繁栄しているかというと、他の地域を見てもすべてがそうではないような気がします。やはり、消費者リサーチをするなど、消費者が今何を欲しがっているのか、品揃えに工夫をし、大胆にものを替えていく、そういった発想が必要ではないかということです。ずっと同じような商売をやっていくのではなく、消費者のニーズに合わせ常に模様替えしていくという努力も必要だと思います。
NHK:今回の決定は中央街区にできる商業モールのテナントの募集に影響はありますか。 影響はないと思います。
読売:新型インフルエンザについて、厚労省が行動計画を見直すようですが、条例を改正してまで発熱外来ができるようにした市としては、戸惑いみたいなものはありませんか。  戸惑いはありません。条例を改正しておかないと、緊急時、即座に対応することができません。今回の国の見直しでは、一般の病院でも診察できることになり、選択肢は増えたと思いますが、罹患された患者さんの数や、はたして一般の医院や病院が受け付けてくれるのかといった部分もあります。やはり市民の皆さんに安全・安心感を持ってもらうためにも、いつでも対応できるという態勢を整えておくということは、行政の大きな役割だと思っています。
読売:市が策定した行動計画では、鶏と豚のインフルエンザが一緒になっていますが、その見直しなどは考えていますか。 多少は見直しが必要だと思っていますので、現在その作業中です。
時事:県は、市町村との連携のため共同政策会議あるいは機能合体などに取り組んでいますが、このことについて、県都の市長としてどう思われますか。  私は、大変評価しています。国の二重行政の部分もありますし、連携していかなければならない部分も出てきています。特に、企業誘致がなかなか厳しい状況下で、今すぐに目に見える形での効果は得られないという時に、どうしたら秋田市を元気にして、また利益を生む事ができるかというと、私は観光だと思います。交流人口を創出して、いかに秋田にお金を落としてもらうかということです。

 来年の12月には青森まで新幹線ができることから、JR側では、「北海道に行くときはいいが、どうしても帰りは飛行機になってしまう。そのため、青森から南側にお客さまを誘致したい。」という意向で、そのための取り組みを作ってくださいという話しがありました。特に、なぜ五能線にリゾート白神を走らせているのかを考えていただきたいということでした。

 人が集まるとどうしても物を直す必要が出てきます。そのため、一編成何億円もする電車を走らせているとのことです。赤字路線ではあっても、観光としてそこで乗ってくれればありがたいということでした。それに対して、秋田県ではどのように有効な手立てを打てるのか、という話を頂いてきまして、県とも相談したところ、県では予算を組んでくれました。

 秋田市としては、秋田市に宿泊してもらう観光ルートを作らなければいけないと考えています。ひなびた温泉でゆっくり休みたいというかたがいれば、きれいなホテルで快適に夜は過ごしたいというかたもいます。そうした場合、秋田市を拠点に田沢湖や角館、あるいは鳥海や男鹿といった一泊でできる観光ルート、そして、夜は川反で美味しいお酒と料理を提供してもらうといった部分をきちんと整備すれば秋田にお客様を誘致できます。

 この機会を逃がすと北海道や青森に、お客様が流れていってしまいます。来年の12月までが大事な時期で、それまでにきちんとしたものが組めるかどうかにかかっています。そのためにそれぞれの都市が自分のビジョン、秋田はこうしたいというものを持って行かないといけませんので、今、プロジェクトチームを作る前の準備段階ですが、秋田の観光に係るビジョンを作れと指示しています。そういう意味でもやはり連携が必要になってくると思います。
時事:市長は、観光面での連携効果を期待されるということでしょうか。  期待しています。みんなライバルですが、広域観光県のような形でどこかで仕切らないといけないと思います。

 自治体同士でも、それぞれ手を組みたいところがあると思います。例えば、秋田市は由利本荘と組みたいけれども、横手や湯沢は仙北と組んでいるから、私たちもそちらと組まないと秋田に仙北は来ないのかなという思いもあります。圏域を考えた場合、どこに焦点を置くか、そこが大事だと思います。



秋田市トップ市長ほっとコーナー記者会見


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