市長ほっとコーナー


記者会見

平成28年(2016年)11月24日(木)

市長の定例記者会見を行いました。

おもな質疑内容

(幹事社:河北、日経、AAB)

質 問 市 長
 11月28日から、11月市議会定例会が始まります。
 提案する案件は、ただいま総務部長、企画財政部長から説明があったとおり、条例案5件、単行案7件、予算案13件のほか、追加提案として人事案1件の、合わせて26件を予定しております。

 本日は私より7点お話し申し上げます。
 始初めは、大森山動物園で発生した鳥インフルエンザについてであります。
 今月15日と17日に死亡したコクチョウ2羽から、高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されました。
 感染の拡大を防ぐため、17日に、感染の疑いがある鳥などの殺処分を行ったところでありますが、昨日23日の午前中、動物病院内にいたシロフクロウ2羽が死亡し、その内の1羽から簡易検査で陽性反応が検出されました。
 この事態を受け、国や県とも協議した結果、同じ場所にいたシロフクロウ1羽を殺処分するとともに、動物病院内にいるイヌワシ等、鳥4羽と、ワオキツネザル2頭についても簡易検査を行いました。結果はいずれも陰性でありました。
 高病原性が確定したり、遺伝子検査、簡易検査で陽性が確認された鳥は、全て動物病院内に隔離されていた鳥であり、動物病院以外にいる鳥については、これまで異常を示すものはおりません。
 引き続き、より一層の入念な個体観察とキメ細かな防疫体制のもと、当面、経過観察を継続してまいりたいと考えております。
 また、今後も国や県と協力し、野鳥の監視に努めるとともに、周辺農家等へは、これまで以上に消毒の徹底など、管理体制の強化を図るよう注意喚起するほか、職員等の濃厚接触者の健康管理についても、引き続き十分留意してまいります。

 2点目は、「平成29年度の予算編成方針について」であります。
 我が国経済は、雇用・所得環境が改善し、今年7〜9月期の実質GDP(国内総生産)成長率が年率換算で前期比2.2%増となるなど、緩やかな回復基調にあるものの、海外経済で弱さがみられており、アジア新興国や資源国等の景気の下振れが、我が国の景気を下押しするリスクを抱えております。
 平成29年度の本市の財政状況の見通しとして、歳入では、根幹をなす市税は、法人市民税が減少するものの、個人市民税や固定資産税の増加により、今年度予算と比較して全体で1.3億円の増加を見込んでおります。
 一方、地方交付税は、総務省の概算要求(8月仮試算)を踏まえると10.8億円の減額が見込まれております。
 こうした中で、29年度は、財政調整基金・減債基金からの取崩しを、4年連続で10億円に抑制しつつも、今年度と同程度の歳入一般財源を確保できる見通しであります。
 歳出においては、2年目を迎える本市の総合計画「新・県都『あきた』成長プラン」の着実な推進のため、成長戦略事業分の一般財源所要額として32億円を確保しております。
 一方、本市を取り巻く環境の変化に的確に対応するとともに、喫緊の最重要課題である人口減少対策をはじめ、成長戦略事業に要する経費について予算を優先的に確保する必要があることから、成長戦略事業以外の政策経費は15%、経常経費は3%削減することとして、選択と集中による予算配分の徹底を指示したところでございます。
 なお、現段階では、国の予算や地方財政対策の動向等、不確定な要素も多いことから、積極的に情報収集に努め、適切に対応していく考えであります。

 3点目は、中心市街地に関連する動きについてであります。
 まず、県・市連携文化施設についてでありますが、駐車場に関しては、県、秋田市、学校法人和洋学園との三者間で、学校の移転およびその補償について、基本的な合意に至り、覚書を締結したことから、同校敷地を確保できる見通しになりました。
 このことや市議会等のご意見などを踏まえ、最終的な整備計画(案)を、県・市ともに議会にお示ししたところであり、その中で、施設の開館時期についても、県民会館を使用できない期間を可能な限り短くするよう計画を見直し、供用開始を、これまでの平成34年度当初から、33年度中を目標とすることとしております。
 なお、この計画を着実に進めるため、本議会には、移転補償に関する事前調査や地質調査のほか、来年度の基本設計に関連する補正予算案を提出したいと考えております。

 次に、中心市街地の活性化についてでありますが、活性化に向けた取組を計画的かつ効果的に進めるため、平成28年度内の大臣認定を目指し、現在、第2期中心市街地活性化基本計画の策定を進めているところであります。
 そうした中、秋田駅東口では、新たなスポーツ整形クリニックの開設計画があるほか、秋田駅西口においては、商業ビルの全面リニューアル、JR東日本秋田支社の移転新築、トピコ駐車場の拡大や駅舎のリニューアル、秋田放送新社屋の建設、CCRCの要件を満たす高齢者等用共同住宅を含む複合施設の計画が公表されているほか、新たな分譲マンションの建設も進められるなど、複数の民間事業について、今後進める具体的な事業内容が最近続けて動きだしたことは、中心市街地活性化に向けた大きな前進であると捉えております。
 またソフト面においても、9月から10月にかけて、「ギュギュッとあきた! 週末イベントリレー」と銘打ち、中心市街地を会場に様々なイベントが開催され大いに賑わったほか、各種展示会やコンサート等を目的に訪れるかたも大勢いらっしゃいました。
 そうしたイベントは、行政も一部支援しているものの、大半は民間の創意工夫で行われているものであり、千秋花火の際の広小路周辺の賑わいなどを見ますと、中心市街地が元気になってきているのを感じております。
 この後も、あさって26日の土曜日以降、秋田駅西口やエリアなかいちのイルミネーションに明かりが灯り、冬を迎える秋田の雪とのコントラストを楽しんでいただけるものと思います。

 また、エリアなかいちのにぎわい交流館では、来年2月28日までの予定で、劇団わらび座によるミュージカル「新リキノスケ走る!」が上演されております。
 私も初日の舞台を拝見しましたが、メッセージ性のある作品で、若い方でも楽しめる内容となっておりますので、市民の皆様にも、是非足を運んでいただければと思います。

 4点目は、ラグビーワールドカップ2019、2020東京オリンピック・パラリンピック、キャンプ地誘致事業についてであります。
 11月8日から13日にかけて、私を含め、知事、県議会議長、秋田商工会議所会頭、県ラグビー協会会長などの関係者19名が、フィジー共和国を訪問してまいりました。
 現地では、フィジーラグビーチームの事前合宿誘致を目指し、フィジーラグビー協会や政府関係機関等と意見交換をしてまいりました。
 誘致が実現しますと、本市の国際的な知名度が向上し、交流人口の拡大につながることが期待されるほか、市民が直接世界のトップスポーツに触れる機会を創出することができることから、今後も、県や商工会議所等と連携し、誘致実現に向け取り組んでまいります。
 また、今回の訪問の中で、フィジー共和国の青年スポーツ省と、スポーツ交流に関する基本協定を締結いたしました。今後、本市中学生ラグビー選抜チームとの交流をはじめ、様々な相互交流を実施したいと考えております。

 5点目は、「土崎神明社祭の曳山行事」のユネスコ無形文化遺産登録についてであります。
 「港曳山祭り」の名前で親しまれている本市の「土崎神明社祭の曳山行事」のユネスコ無形文化遺産登録に関する審議が、11月28日から12月2日までエチオピアで開催される、第11回ユネスコ政府間委員会で行われることとなっております。
 国の重要無形民俗文化財に指定されている全国33件の「山・鉾・屋台行事」の一つとして登録を目指してきましたが、10月31日に実施された評価機関による事前審査での「記載にふさわしい」との勧告を受け、秋田市として初のユネスコ無形文化遺産登録が現実味を帯びてきました。
 晴れて登録となれば、秋田の歴史のなかで生まれ、引き継がれてきた伝統行事が、人類共通の貴重な文化遺産との評価をいただくことになり、祭りが行われている土崎地区のみならず、秋田市全体の喜び、誇りになることから、正式に決定されることを期待しております。
 今後は、他都市の「山・鉾・屋台行事」との連携を深め、無形文化遺産としての知名度を活かし、「土崎神明社祭の曳山行事」をはじめとした本市の歴史や文化の魅力を、全国、世界に発信してまいりたいと考えております。

 6点目は、イクボス宣言についてであります。
10月28日から30日まで、本市を会場に、日本女性会議2016秋田が開催されました。
 県内外から2千人を超える方に参加いただき、成功裏に終了できましたことについて、心より感謝申し上げます。
 大会を通して、男女がともに輝きながら活躍できる社会づくりには、働き方への意識改革が大切であると感じたことから、私、自らが先頭に立って「イクボス宣言」をし、仕事と生活の両立を積極的に支援してまいりたいと考え、先日、22日に、秋田市版イクボス宣言「子育て応援リーダー宣言」をしたところであります。
 今後は、市幹部職員に対するイクボス研修などを行うとともに、市内企業による秋田市イクボス企業同盟の結成についても呼びかけてまいりたいと考えております。

 最後に、今冬のゆき総合対策についてであります。
 先週の火曜日、15日に、新庁舎3階に秋田市道路除排雪対策本部を設置しました。新庁舎内に部局が集約されたことで、ゆき対策を所管する部局間の連携が一層図られ、市役所が一体となって除排雪に取り組む態勢がとれるものと考えております。

 ここ2年は暖冬少雪傾向でありましたが、今冬の長期予報を見ますと、平年並の寒さ、降雪量が予想されております。
 秋田市ゆき総合対策基本計画に基づき、市民、委託業者、行政が一体となった道路の除排雪を実施し、市民生活に支障のないよう取り組んでまいります。

 私からは以上であります。

河北:中心市街地に関連する動きの中で、県・市連携文化施設のことですが、現在和洋高校がある場所に駐車場の確保が決まりました。そのことについて市長のご感想をお願いします。 当初、ダイエー跡地などを駐車場とする提案をさせていただきましたが、基本的に地権者の同意が得られなかったわけですが、その間、市民の皆さんからは遠すぎるというお話もいただきました。そういった中で、私としては大町に駐車して通町経由で街を回遊してもらえるということが、一つの街おこしの施策の一環かと思っておりましたが、大勢の皆様の意見が、もう少し近くにということでありましたので、仕切り直して、和洋高校さんとの交渉をさせていただいたわけです。ご理解をいただき基本的な合意ができましたので、今後は細部の調査をする必要があることから、その経費などを今議会に提出したいと考えております。できれば、速やかに可決され、そして一段と交渉を前向きにし、実現できるようにがんばって参りたいと思っております。  
河北:駐車場に関して、今回土地を借りるという結論になったことについてはいかがですか。 それは地権者の意向もありますし、現在和洋高校さんもそのような形になっていますから、引き続き、我々としても地権者の内諾をいただいておりますから、今後も変わらないという状況の中で進めていけると思います。
AAB:大森山動物園で鳥インフルエンザが発生した点について、改めてお願いします。 不幸にして、我が市にある大森山動物園で鳥インフルエンザが発生したということについては、残念という気持ちですが、一つは、自然界に接しながら動物の展示をしていますので、その危険性は秋田市の大森山動物園だけではなく、全国の動物園、あるいはそれに準じた施設で常に危険があることを、改めて私自身も感じました。その中で、病院内に隔離され飼育されている鳥が、鳥インフルエンザになったという点で、まずは他にうつらないようにということで全力をあげてきたわけですが、残念ながらそれが拡大してしまったという部分については、精一杯、大森山動物園の園長をはじめ職員が頑張っていたわけですから、非常に残念です。ただまだ、不幸中の幸いといいますか、他の病院以外の飼育舎で飼育されている鳥については、その拡大がみられていない、異常がないということですので、そこは是非死守していきたい。そして、大森山動物園には環境省からも評価されている日本の天然記念物であるイヌワシもおりますので、そういった意味ではこれ以上広がらないよう、鳥取大学の教授、あるいはチームからのご助言もいただきましたので、これからも徹底した消毒、管理体制、そして防疫体制を組んで是非死守していきたいと思っています。
AAB:ブラウブリッツ秋田のシーズンが終わりまして、過去最高の4位という結果になり、また9月末には後援会が発足して署名活動も始まりましたが、それについてお願いします。 過去最高4位ということでありますので、非常に良かったと思います。また、私たちに勇気と元気をくださったと思っておりますので、監督以下選手の皆さんにご苦労様と、そしてまた、更に上を目指して頑張って欲しいと思います。そういう流れの中で、この前後援会が発足し、私の市政の5つの成長戦略の中に芸術文化、スポーツ、観光による元気な秋田市づくりくりというものがありますが、スポーツというのも成長戦略の一つの大きな課題でありますから、スポーツで街を元気にしていくという意味では、応援していきたいと思っています。
スタジアムの件につきましては、知事もおっしゃっておりましたが、まずはやはり、ブラウブリッツが中心となりながら、県、市、そして応援する皆さんとも相談をしながら市民・県民の盛り上がりも考え、そしてまた市の財政、県の財政、そしてまた秋田市、秋田県だけでいいのかも含め検討して参りたいと思っています。応援団はJ2昇格ということでJ2のスタジアムと言っていますが、我々がJ2のスタジアムということで、ある程度の資金投入をしてしまうと、J1になった時に財源的な確保ができないと思いますので、その辺も含めた長期的な展望、そしてまた検討も必要なのではないかと思います。
AAB:任期が残り半年を切りましたが、現状までのご自身の満足度と、それに加えて来期についてはいかがお考えでしょうか。 残すところ4ヶ月となりましたが、自分では一生懸命頑張ってきたと思っています。今後の進退でありますが、後援会の方々との最終的な相談もこれからさせていただくことになっておりますので、11月議会の会期中においては明確な態度は示して参りたいと思っております。
NHK:大森山動物園の件で追加ですが、小松園長も今後の世界的な課題になるという話をしていましたが、全国、世界が注目する動物園になったことについては、どのように感じていらっしゃいますか。 動物園で鳥インフルエンザが発生したのは初めて。その中で、展示するにあたって、沼もあり鳥が外から入ってこられる状況ですし、そういった施設は他にも結構多いと思います。その中で、常にそういう危険があることを前提に展示する方法というものも、今後研究していかなければいけないと思います。まず、展示の仕方、それと同時に動物園には命をつないでいくこと、そして種を保存していくという側面もありますから、そちらに波及しない様にハード的な整備、そしてまた防疫体制、消毒を含めた管理体制といったものを再度見直して、これは一動物園だけでなく、動物園水族館協会、そしてまた専門家の意見を聞きながら、我々がそれを構築する使命があると感じています。
魁:来年度の予算編成方針についてですが、市長選もあるということで、基本的には骨格予算ということですか。 基本的には骨格予算にさせていただきたいと思っています。
朝日:ユネスコ無形文化遺産に登録が決まった際には、何かイベントなどは考えていらっしゃいますか。 まず、喜びを表現するために、看板の設置や除幕式も当然やっていきたいと思いますし、その日時などについても後ほど報道官を担当窓口にして、皆さんにもお知らせさせていただきたいと思っております。あとは、具体的に全国の行事が更なる連携を深めて情報をどう発信していくかという部分については、土崎神明社さん、あるいは地元の皆さんとも協議して、秋田市としても予算をきちんとつけて、全国あるいは世界にその情報が発信できるように頑張っていきたいと思っております。

記者会見意見要望


秋田市トップ市長ほっとコーナー


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