第3章 円滑な移行に向けて

8. 移行記念事業

 中核市移行のPRをかねて、以下の移行記念事業を実施した。

(1)移行記念シンポジウム「世界の秋田へ」を開催
 移行が間近にせまった平成9年3月8日に、中核市への市民の関心を一層高めるため、シンポジウムを開催した。シンポジウムは「世界の秋田へ」と題し、未来の秋田市と市民のあり方を国際的な視野から幅広く考えることを内容とした。 国際連合事務次長の明石康氏の基調講演に続き、秋田魁新報社の藤川浄之氏をコーディネーターに、明石氏、作家の西木正明氏、国際交流の分野で活躍する金沢翠氏、石川市長が、パネルディスカッションを行った。シンポジウムには、未来の秋田を担う市内の小中学生約 100 名を招待し、後半部分では、小学生の質問にパネラーが答える場面もあり、小学生の鋭い質問内容に拍手が巻き起こった。一般市民については、参加希望者が多数に上ったため、抽選で参加者を決定した。総数で約1,200名が参加し大いに盛り上がった。シンポジウムの内容は、広報あきた(平成9年3月28日号)で詳細に伝えたほか、テレビ局が3月30日14:00〜15:30に特別番組として放送した。

広報あきたの写し(平成9年3月28日号)


ロートレック展のパンフレット

(2)ロートレック展の無料開催
 平成9年4月18日から5月17日の1か月にわたり、千秋美術館でロートレック展を開催した。中核市移行記念として、入場を無料とした。延べ15,210人が鑑賞に訪れ、好評を博した。

(3)その他の記念事業
 秋田新幹線の開業と中核市移行を記念して、平成9年5月25日に、秋田市文化会館で能が上演された。あいにくの雨で、千秋公園の野外特設舞台での薪能を室内に移しての上演であったが、会場は千人を超す能楽ファンで賑わった。8月には小学生のクラブチームによる全県サッカー大会が、中核市移行記念としてAKT(秋田テレビ)の主催で開催された。また、10月18日・19日には、太平山スキー場「オーパス」で、ローラースキーの全国大会が開催され、大勢の市民で賑わった。



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