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第9節 資源循環システムの充実
  第1章「環境と調和し快適に暮らす緑豊かなまち」づくり
 

第9節 資源循環システムの充実


現状と課題


 大量の資源やエネルギ−の消費による資源の枯渇とともに、廃棄物処理に伴う有害化学物質の発生など、環境負荷の増大が大きな問題となっており、事業者や生産者の責任がこれまで以上に問われています。
 本市では、これまでの分別やリサイクルなどの取り組みにより、廃棄物の排出量は横ばいとなっていますが、より一層環境への負荷を低減するためには、リサイクル・省資源指向の循環社会構築が求められています。
 また、下水道認可区域以外における居住者の快適な暮らしを確保しながら環境を保全するため、生活排水などの衛生的な処理が求められています。

基本方針


 環境と調和した資源循環システムを充実するため、市民や事業者と一体となって廃棄物の発生を抑制するとともに、再使用・再資源化を進めます。
 また、健康で快適な市民生活のため、廃棄物や生活排水の適正な処理につとめるとともに、環境に配慮した市民生活の実践に向けて、市民への意識啓発と環境活動団体や人材の育成につとめます。

主な施策

1 廃棄物の発生抑制とリサイクルの推進

 資源循環システムを構築するため、市民・事業者・行政が連携をはかり、一体となって廃棄物の発生抑制と再使用・再資源化を進めます。また、環境美化に対する意識の高揚をはかり、全市的な清掃などの環境活動の拡大を支援します。
(1)廃棄物の発生抑制
 製品の長寿命化やリサイクル化を促進し、廃棄物の発生を抑制します。
(2)廃棄物の再使用・再資源化
 発生を抑制してもなお排出される廃棄物の再使用・再資源化をはかり、資源循環システムを構築します。 
(3)環境活動の支援
 市民協働のもと、市や事業者が主体となって行う清掃などの環境活動を積極的に支援します。

2 廃棄物等の適正処理

 廃棄物処理に関わる環境負荷を低減するため、ごみや生活排水などを適正処理するとともに、広域的な対応についても検討します。
(1)ごみの適正処理
 焼却、破砕などの中間処理や最終処分における環境負荷を低減するため、施設の更新等により、ごみを適正に処理します。
(2)生活排水等の適正処理
 河川等の水質保全のため、公共下水道等未整備地域における浄化槽の設置を促進するとともに、し尿と浄化槽汚泥を適正に処理します。

3 環境配慮行動の推進

 市民・事業者・行政がそれぞれの立場で環境に配慮した行動を実行するための取り組みを進めます。
(1)市民・事業者の環境配慮行動の促進
 環境への負荷を低減するため、パンフレットの配布などによる啓発を行い、家庭や事業所における省エネやグリーン購入(注1)、ごみの減量などの環境配慮行動の促進をはかります。
 また、市においても、エコあきた行動計画(注2)に基づき、自らの事務・事業に伴う環境への負荷を低減します。
(2)活動団体のネットワークの構築
 環境活動推進協議会や環境NPOなどの活動団体との情報交流を促進し、相互のネットワークを構築します。
(3)人材育成の推進
 環境への配慮活動を進めるため、廃棄物減量等推進員やグリーンコンシューマー(注3)などの人材を育成します。

●重点テーマからの視点
   
3 環境と調和したまちづくりの推進
 環境負荷を低減するため、廃棄物の発生抑制をはかりながらリサイクルを推進する一方、廃棄物の適正な処理につとめます。また、市民・事業者・行政がそれぞれの立場で環境に配慮した行動を実行するための取り組みを進めます。

5 地方分権の推進による市民主体の都市個性づくり
 中核市として市民・事業者・行政のすべてが参加・協力して、廃棄物の抑制やリサイクルの推進に取り組みます。


注1)グリーン購入
 購入の必要性を十分に考え、できるだけ環境への負荷の少ない商品やサービスを優先的に選んで購入すること

注2)エコあきた行動計画
 市民・事業者に率先して、自らの事務・事業に伴う環境への負荷を低減するために策定した「秋田市役所環境配慮行動計画」の通称。省エネ・廃棄物減量などのエコオフィス化、温室効果ガスの排出量の削減やグリーン購入に取り組む。(平成14年6月策定)

注3)グリーンコンシューマー
 普段の買い物でグリーン購入を実践する人


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