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第2節 高等教育の充実
  第4章 「可能性を伸ばし生きがいを持てる文化のまち」づくり
 

第2節 高等教育の充実


現状と課題


 秋田公立美術工芸短期大学は、全国でも数少ない公立の美術系短期大学として、工芸美術、産業デザインの各学科において特色ある教育を行っています。また、大学開放センター「アトリエももさだ」(注1)を拠点に各種講座を開催するとともに、地元企業との連携を進め、市民が主体的に利用できる施設として、その充実につとめています。
 今後、少子化による18歳人口の減少を見据えた教育内容の充実をはかり、学生の確保と卒業生の進路決定について力を注ぐ必要があります。
 また、地域の文化や産業の発展に貢献できる人材の育成につとめるほか、市民に開かれた大学の実践に積極的に取り組む必要があります。
 さらに、国公立大学の独立行政法人化の流れに伴い、美術工芸短期大学においても、教育研究の高度化や高等教育の個性化、組織運営の活性化をはかる必要があります。
 市内にある高等教育機関については、教育の高度化や学習機会拡充を推進するとともに、教育体制と研究体制の見直しが求められています。

基本方針


 美術工芸短期大学については、社会の変化に的確に対応したカリキュラムの編成につとめるなど、教育内容の充実をはかり、社会に広く貢献できるような人材を育成するとともに、教育・研究成果の発表や地元産業界との連携強化により、地域貢献につとめます。
 また、市内にある大学の教育環境や設備の整備・充実・促進につとめます。

主な施策

1 美術工芸短期大学の充実

(1)教育内容の充実
 社会の変化や市民需要を的確に把握し、教育内容に反映させ、文化の向上と産業の発展に貢献し得る人材を育成するとともに、大学間協力を進め、専門教育環境の整備・充実をはかります。
(2)市民に開かれた大学の実践
 社会人、高齢者などを含む幅広い年齢層に対応した多様な生涯学習機会の提供や地元企業との連携を進めるとともに、美術・デザインといった専門性をまちづくりや環境施策の推進に活かします。
 また、大学の自己点検機能の充実と学外評価の強化をはかります。

2 市内大学の充実・促進

 市民の高等教育機会拡充と大学が保有する人材や施設の社会還元をめざし、市内にある大学の教育環境や研究施設の整備・充実を促進します。

●重点テーマからの視点
   
1 県都としての高次集積都市の実現 
 県内唯一の美術系短期大学であり、全国でも数少ない公立の美術系短期大学として、芸術文化の先進都市をめざす視点から、さらに特色ある教育を推進します。

2 少子長寿社会への対応
 進学対象人口が減少する傾向にあるため、美術工芸短期大学については、専門大学としての特色を活かした学校づくりを推進します。

4 男女共生を踏まえた市民共生社会の実現
 生涯学習への関心が高まる中、美術工芸短期大学については、幅広い年齢層の学生受け入れや公開講座の充実など、市民の生きがいづくりの場として開かれた大学づくりを推進します。さらに、男女が平等でお互いを尊重しあえる大学を目指します。

6 秋田の将来を担う人づくり
 専門分野で培われた感性や技術を活かし、秋田市発展に寄与する新しい発想を持った人材の育成を推進します。

7 IT革命に伴う社会変化への対応
 卒業後の進路等を見据えながら、IT等社会のニーズに対応した人材を育成する教育環境の整備につとめます。


注1)大学開放センター「アトリエももさだ」
 美術工芸短期大学の敷地内にある(財)秋田学術振興財団が管理・運営する旧国立米倉庫の一部を活用した開放施設であり、各種講座や工芸体験等に利用されている。名称の「ももさだ」はその土地の古称である百三段に由来


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