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第7節 建都400年記念事業の推進
  第5章 「自ら考え主体となって参加する開かれたまち」づくり
 

第7節 建都400年記念事業の推進


現状と課題


 慶長7年(1602年)に、初代秋田藩主である佐竹義宣(注1)公が常陸国から国替えとなり、2年後の慶長9年(1604年)に、現在の千秋公園に久保田城を築き、周辺に城下町の基礎を建設したことが現在の本市まちづくりの原型とされています。
その後、明治22年(1889年)には市制が施行され、北日本における文化・経済の拠点都市として、また、人口約31万人を擁する中核市として着実な発展を遂げています。
 平成14年(2002年)には、佐竹氏入部400年を迎えたことから、さまざまな記念事業が開催され、藩政以降の歴史・文化に対する市民の関心も高まりつつあります。
 このような中、平成16年(2004年)には、佐竹氏が久保田城に入城してから400年を数えることから、この歴史的節目を契機とし、多くの市民参加のもと、400年の間に育まれてきたまちづくりや伝統・文化といった歴史をふり返るとともに、未来へ向けた輝かしい発展を期するための全市的な取り組みが必要となっています。

基本方針


 「歴史を想い、今日を祝い、未来へ遺す」の基本理念に基づき、本市の歴史を回顧するとともに、新しい文化の創造と次代を切り拓く活力あるまちづくりの原動力創出のため、多くの市民参加のもと、市民や民間団体、行政等が一体となって記念事業を推進します。

主な施策

1 記念事業の推進

 建都400年にふさわしい創造性豊かな記念事業等について、市民や民間団体および行政からなる秋田市建都400年記念事業実行委員会(注2)を中心として、その効果的かつ円滑な推進をはかります。

2 市民主催事業に関する支援

 市民グループや民間団体等が自ら企画・運営する記念事業の実施等について支援します。

●重点テーマからの視点
1 県都としての高次集積都市の実現 
 県内外への情報発信を行うとともに、芸術や文化面における全県域の先導的役割を担うための事業を推進します。

4 男女共生を踏まえた市民共生社会の実現
 世代や性別を超えた多くの市民が建都400年を祝うため、その環境づくりにつとめます。

6 秋田の将来を担う人づくり
 将来を担う世代に、本市の歴史を適切に伝える機会を創出するとともに、郷土を愛する心を育みます。


注1)佐竹義宣(1570年〜1633年)
 秋田藩初代藩主。常陸太田城に生まれ、17歳の時、天正14年(1586年)に父が隠居すると、翌年水戸城を攻略、さらに天正19年(1591年)には石田三成と親交を持って、常陸一国を平定。慶長5年(1600年)6月、家康の会津上杉討伐では態度を保留、関ヶ原合戦でも旗幟を鮮明にしなかったため、同7年(1602年)に秋田に移封され、初代秋田藩主になる。64歳没。

注2)秋田市建都400年記念事業実行委員会
 各界各層の市民や学識経験者、民間団体・行政の代表者・担当者により構成される委員会で、記念事業に関する企画・実施や関係機関・団体との調整に関して中心的な役割を担う組織


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