最終更新 1998.01.09
現況と課題
近年の情報処理技術および情報通信技術のめざましい発展に伴い、社会経済のあらゆる分野で情報化が急速に進展しつつあります。この技術進歩と並行して、社会全体のソフト化が進行し、生産活動の中心である「もの」に対する「情報」の相対的価値が急速に高まってきています。 主な施策1 地域情報化の推進
2 情報産業の振興
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用語解説
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現況と課題
中小商業・サービス業を取り巻く環境は、回復実感のない景気状態の継続、郊外型大型店・ロードサイド店の相次ぐ出店と中心商店街の相対的衰退、情報化の進展、円高や価格破壊の進行、後継者難や経営者の高齢化、高速交通体系の整備等にともなう物流円滑化による地元流通業への影響懸念など、厳しさを増す傾向にあります。 主な施策1 商店街の活性化促進
商店街の活性化については、「秋田市中小小売商業活性化ビジョン」に基づいた、商店街単位でのハード・ソフト両面からの各種事業の実施を支援します。 2 卸売業対策の充実卸売業については、商業における秋田県内での本市の中核性を確保するうえでの重要な業種であることから、高速交通体系の整備を踏まえた市内での新複合流通拠点整備事業を支援すると同時に、卸団地での商流センター構想の実現も支援します。 3 サービス業対策の充実小売商業者との共存・共栄で、商店街において営業する中小サービス業者に対しては、その一体的振興をはかるほか、設備投資型の中小サービス業者については金融面で支援します。 |
用語解説
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現況と課題
秋田港は、日本海沿岸に位置する他の国内主要港に比べて、輸出を中心とした貿易実績では、水を空けられた状況にあります。 主な施策1 貿易の振興・促進
日本貿易振興会秋田貿易情報センター(ジェトロ秋田)を中心とした貿易関連情報の収集・提供体制の利用促進をはかるとともに、各種セミナーや商談会・見本市、買い付けミッション等の開催・実施を支援します。 |
用語解説 |
現況と課題
工業統計調査による製造品出荷額等の数値は、近年まで堅調な伸びを見せていましたが、ここ数年は頭打ち傾向にあります。このため、本市工業については、さらに積極的な振興が必要となります。 主な施策1 秋田テクノポリス開発計画の推進美しい自然と豊かな資源を活かしたゆとりと潤いのある生活空間を創出するとともに、急速に進展する高速交通体系の整備や高度な研究開発機能を活用した高度技術産業集積圏を創造するなど、産学住を基礎としながらも遊びの機能にも配慮した独創的なテクノポリスの形成をめざします。
2 新規企業の立地促進
新規学卒者、Aターン者等の新たな雇用の場の創出をめざし、経済的、技術的波及効果の高い企業を中心とした立地促進をはかるため、情報収集等のもと誘致対象企業の訪問強化や商工業振興条例の適切な運用による財政・税制面からの立地促進等をはかるなど、効率的かつ積極的な企業誘致活動を推進します。また、本市が整備する工業団地に立地しようとする誘致企業および地元企業で、取得面積の大きさから既存の施策が利用できない場合に対応できる新たな融資制度の創設につとめ、企業誘致等を促進していきます。 3 新規工業団地の開発新規立地企業および市内既存企業の移転等の需要に適切に対応するため、新規工業団地の開発につとめます。 4 既存企業の振興
中小製造業の設備投資を促進する融資制度により、その体質強化と事業拡大を支援します。 5 起業家の育成と新分野の開発
本市製造業の技術革新を進め、優秀な人材を確保するため、新たに会社を起こし、これまでにない新しい製品を開発しようとする市内外の優秀な人材に対し、本市での開業を呼びかけるとともに、支援することの検討を行います。 6 伝統工芸の育成販路の拡大やPR効果の高い各種展示会への参加を促進する一方、生産性向上のための分業化や機械化の促進、後継者育成のための秋田公立美術工芸短期大学、附属高等学院との連携強化、技術やデザインに関する講習会への参加誘導をはかります。また、経営基盤の強化および共通課題解決をめざした組織化の促進など、業界全体の育成強化をはかります。 |
用語解説
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現況と課題
平成3年の事業所統計調査によれば、本市における中小企業の割合は、全事業所数の98.5%を占めており、本市経済の活力の源泉を担っています。 主な施策1 経営の合理化・健全化促進
中小企業の経営の合理化・健全化を促進するため、リストラクチャリング(事業の再構築)等の実施を支援するとともに、組織化をはかり、近代化事業の実施や共同工場・共同店舗の設置、既存地域での問題など発生地域からの計画的集団移転やその他集団化を適切に誘導します。 2 金融対策の実施
中小企業の自助努力を金融面から側面的に支援するため、信用保証協会や金融機関の協力を得て、市独自の長期・低利制度資金の融資あっせんを行うとともに、政府系中小企業金融機関の有効利用と地元金融機関の協調融資体制の確立を誘導します。 3 中小企業関連団体の育成強化中小企業指導団体である商工会議所や中小企業団体中央会の充実強化を促進し、商工業活動の活性化をはかります。 |
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現況と課題
本市の雇用情勢は、厳しい状況が続いており、雇用の安定と新たな雇用の場の創出が急務となっています。また、中高年齢者や障害者の雇用機会の拡大も課題のひとつとなっています。 主な施策1 雇用対策の促進
2 労働福祉対策の充実
3 若者の定住促進
4 職業能力開発の促進中高年齢者をはじめとした勤労者の技術習得を促進するため、就業援助講座を開設するとともに、技能者の資質向上を目的として、職業訓練センターの活用や技能功労者等の表彰を行うなど、職業能力開発を促進します。 |
用語解説
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現況と課題
生活環境や社会状況の変化にともない、消費者の価値観が多様化しています。このため、悪質商法、クレジットに関する問題、食品の安全確保など、消費者をめぐる様々な問題もあり、正しい消費者知識に基づいた、賢く考え、自立する消費者となるための施策が必要となります。 主な施策1 消費者対策の推進
2 中央卸売市場の整備卸売市場機能の向上をはかるため、市場施設の整備とともに、生鮮食料品等の安定供給と取引の適正化につとめ、総合卸売市場としての機能を高めます。また、市場周辺道路網の整備促進を関係機関に働きかけます。 |
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現況と課題
観光事業を取り巻く環境は、ニーズの多様化・高度化、余暇時間の増大、アウトドア志向・温泉ブーム等があり、ますます業況が盛んになりつつあります。 主な施策1 観光施設の整備充実秋田港周辺地区、大森山動物園等の既存観光施設の計画的整備充実をはかります。 また、観光資源の周知徹底をはかる観点から、観光案内表示や駅観光案内所の充実をはかるとともに、観光施設のルート化や、滞在型観光を視野に入れた新規観光資源の開発などについて研究します。 2 伝統行事等の保存育成竿燈まつりや土崎港まつり、梵天まつり等の伝統行事などの保存育成につとめます。 3 特産品の販路拡大観光物産展等を通して、工芸品や民芸品、加工食品等の販路を拡大します。 4 誘客宣伝の促進および受入れ体制の整備
広域にわたった本市の観光宣伝と観光客誘致をはかるため、観光キャンペーンや観光物産展等を充実します。 5 コンベンション活動の促進
国際コンベンションはもとより、全国レベル、東北レベルなどの各種コンベンションを積極的に誘致するとともに、アフターコンベンションの一環として観光を明確に位置づけ、コンベンションとの一体的実施を促進・支援します。 |
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現況と課題
農業については、稲作を基幹作物としながら、都市近郊という立地条件のもとで、野菜、花き等の作目への取組みが進んできています。しかし、「ガット・ウルグアイラウンド農業合意」にともなう新たな国際環境や新食糧法に対応するため、農業経営基盤の強化と、複合化を早急に推進する必要があります。また、産地形成、消費拡大等をはかるためにも生産体制の整備、高度技術利用等により質・量を確保するとともに、低コストで生産性の高い都市近郊型農業の確立を推進し、農家経営の安定向上をはかる必要があります。 主な施策1 農業構造対策の推進
2 生産・流通対策の充実
3 農業振興施策の円滑化対策の推進
4 民有林の経営充実
5 市有林の経営
長期経営計画に基づき、造林を継続するとともに、保育作業を重点的に行い民有林の指標となる優良林の育成につとめます。 |
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