現況と課題
少子・高齢社会が進展する中、市民が生涯にわたって健康で安心して暮らし続けることができるよう、保健福祉サービスをはじめとする社会環境を整えていくことが重要となっています。このため、市民ニーズを踏まえて、具体的施策の内容と今後の方向を示した秋田市保健福祉長期計画「けやきのまちのしあわせプラン」を平成6年に策定しました。今後は、このプランを着実に推進するとともに、市民がお互いに支え合い、助け合う、愛情とやさしさのある市民参加の福祉のまちづくりを進める必要があります。 主な施策1 市民福祉の充実
2 社会保障の充実
国民健康保険については、加入者の疾病予防や健康管理のための保健事業の充実につとめます。 |
用語解説
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現況と課題
出生率の低下や高齢化が進む中、子どもを安心して生み、健やかに育てていくことがますます重要な課題となってきています。また、平成5年の調査によれば、がん、心疾患、脳血管疾患のいわゆる三大成人病が死亡原因全体の60%以上を占めており、今後も高齢社会に向け一層成人病の増加が予想されます。このため、出生前からの一貫した母子保健体制の充実による子どもの健全育成、および壮年期からの成人病の予防と寝たきり老人の大幅減少に向けた地域ぐるみの健康づくりの推進、健康診査体制の拡充、健康教育・相談、機能訓練等の充実をはかる必要があります。また、保健・医療・福祉の情報を市民が効果的に利用でき、市民自らが健康管理を行えるように支援を行う必要があります。 主な施策1 保健・予防体制の充実
2 医療体制の充実
3 保健所の設置中核市への移行と同時に保健所を設置し、母子保健、精神保健、エイズ対策等の対人保健サービス、ならびに食品の安全性、産業廃棄物対策等に係わる対物保健サービスについて、現在市が行っている各種サービスと連携して一貫した体制のもとで広範に行います。これにより、市民の多様なニーズにきめ細かにかつ専門的に対応するとともに、市民の健康の保持・増進と快適で安全な市民生活の提供につとめます。 4 公的医療機関への支援公的医療機関の大規模な新築・増改築を支援します。 5 救急医療体制の整備
6 衛生施設の整備
(1) 天徳寺山墓地公園の墓地を計画的に拡大整備し市民の需要に応えます。 |
用語解説
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現況と課題
子どもたちが心身ともに健やかに成長できる社会の実現は、市民全体の願いです。 主な施策1 少子対策の充実
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用語解説
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現況と課題本市の自動車保有台数は平成7年3月現在で 172,000台を超え、市民 1.8人に1台の割合となっています。車両数の増加等により交通環境も非常に厳しい状況となっているため、交通安全施設の整備、指導体制の充実や、地域に根ざした交通安全教育および広報啓発活動の推進がより一層重要となっています。 主な施策1 指導体制の充実
2 交通環境の整備
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用語解説
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現況と課題本市は、全国的にみても大気の汚染、水質の汚濁が少なく、恵まれた環境にあるといえます。 しかし、都市化の進展にともなう生活環境の悪化や工場の進出による環境汚染が危惧されるほか、地球規模での環境問題が顕在化してきていることから、環境保全対策を総合的に推進するとともに市民の健康と良好な生活環境を保全し、未来に引き継ぐ必要があります。 主な施策1 総合的な環境行政の推進地域および地球規模の環境問題に対応するため、行政、市民、事業者がそれぞれの役割を認識し、環境の保全、利用、創造に向けて自主的かつ協働的に取り組む社会をめざします。 2 大気環境の保全テレメータシステムによる大気環境および環境に及ぼす影響の大きい発生源の常時監視体制を強化するとともに、大気環境への影響が大きい発生源に対しては、排出量の低減を指導し、よりよい大気環境の創造につとめます。 3 水質環境の保全
公共用水域の水質保全のため、河川等の水質の定期調査や工場・事業所等に対する監視・指導を実施するとともに生活排水対策を推進します。さらに、大規模工場の排水についてはテレメータシステムによる常時監視を実施します。 4 騒音等からの生活環境の保全騒音・振動については、工場、事業所、建設作業の発生源対策の強化、工場の団地化や住工分離施策を推進するとともに、交通騒音、規制対象外発生源についても適切な対策を進めます。 悪臭については、官能試験法の導入などにより発生源を適切に指導します。 5 公害防止または環境保全協定の締結環境への影響が大きい事業については、事前調査を実施し、必要に応じ公害防止または環境保全協定を締結して公害等の未然防止につとめます。 |
用語解説
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現況と課題
水害・治水対策として、旭川、太平川、新城川、草生津川、猿田川、馬踏川などについては、下流から順次整備が進められているものの、全域にわたる整備が望まれています。また、洪水の恐れのある河川については早期に対策を講ずるとともに、豪雨・融雪時の住宅地域における道路の冠水などを防止するため、用水路や排水路を整備する必要があります。 主な施策1 防災対策の推進
2 雪対策の充実
3 消防力の強化
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用語解説
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現況と課題
市民の協力を得て、現行の廃棄物対策は先進的な取り組みをしているものの、ごみの排出量は年々増加するとともに質も多様化すると同時に、適正処理が困難な廃棄物も増えています。 主な施策1 ごみを出さないくらしへの支援市民が環境保全に配慮した商品を選択することや、資源化・リサイクルをさらに進めるためには、分別やマナーなどについてこれまで以上の協力が必要となります。 このため、情報提供や普及啓発、地球環境保全についての教育などを一層推進します。 2 ごみをつくらない事業活動への支援
事業者は物の製造・販売などにおいて、廃棄物が生じないようにつとめることが求められています。 このため、適正処理が困難な廃棄物について、事業者が行う回収・処理への支援を行うほか、再資源化や再生利用についても、事業者と密接な連携ができる体制をつくります。 3 ごみの適正処理とエネルギー有効利用の推進
分別徹底のため、収集・運搬体制を強化します。 4 生活排水への対応増加する浄化槽汚泥量や減少するし尿量、さらに施設の老朽化に対処するため、現有処理施設の効率的な運転や運営および計画的な大規模補修を行います。また、民間の収集部門への対策も検討します。 |
用語解説
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