New Century Plan of Akita City

  新世紀における秋田市の更なる飛躍を願って
   秋田市は、明治22年(1889年)の市制施行以来111年、先人のたゆまぬ努力により幾多の困難を克服し、輝かしい歴史を築いてきました。昭和36年の第1次計画策定以来、市政推進の基本となる総合計画のもと、平成9年4月1日に中核市への移行を果たすなど、北日本の中核都市として、着実に発展してきました。
 しかしながら、21世紀を迎え、社会情勢は激しく変化しています。永続的成長神話の終焉やIT(情報通信技術)革命、地方分権のさらなる伸展、地球環境問題、経済のグローバル化と規制緩和などの大きな変化に対応し、秋田市を更なる発展に導くための方策が求められています。
 社会情勢の変化に伴い行政需要が多様化・高度化するかたわら、ボランティア・NPO活動など、すべてを行政に委ねるのではなく、直接的にその意志をまちづくりに反映させようとする新しい流れも生じており、行政と市民との新たなパートナーシップの構築も必要になってきています。自己決定・自己責任を原則とする地方分権制度の進展を好機ととらえ、これまで以上に市民生活に密着した市政を推進するとともに、市民一人ひとりがまちづくりの主人公となり、積極的に市政に参加できるまちづくりを進めることが必要となっています。
 このため、平成13年度から22年度を計画期間とする新しい総合計画を策定し、その実現のため施策の柱となる5つの将来都市像を次のように設定しました。
1.環境と調和し快適に暮らす魅力あるまち

2.豊かで夢と希望を持って生きる活力あるまち

3.安心して健康にすごす助け合いのまち

4.可能性を伸ばし生きがいを持てる充実のまち

5.自ら考え主体となって参加する開かれたまち

 これらの総合的な推進により、本市の活性化をはかるとともに、基本理念『きらめく北の人間都市あきた』の実現をはかることとしました。
 さらに、本市が総力を挙げて取り組むべき今日的課題として、次の7つの重点テーマを設定しました。
(1)少子長寿社会への対応

(2)環境と調和したまちづくりの推進

(3)市民共生社会の実現

(4)地方分権推進による市民主体の都市個性づくり

(5)中心市街地再生による秋田の顔づくり

(6)秋田の将来を担う人づくり

(7)IT革命に伴う社会変化への対応

この7つのテーマにより5つの将来都市像別の各分野にわたる施策を横断的に検証することで、これらを有機的に連携させ、計画に位置付けられた各事業に総体として最大限の効果を発揮させることとしました。
 以上のように、21世紀の幕開けにふさわしい斬新な構成を持つ新しい総合計画は、その名称も「秋田市新世紀プラン(第9次秋田市総合計画)」とユニークなものとし、新しい世紀に秋田市の更なる飛躍を期する内容となっています。
 新世紀プランの策定にあたっては、市民1万人を対象に地区政策調査として「まちづくり市民アンケート」を実施する一方、市民各界各層の代表で構成する市政懇話会等の市民要望を可能な限り取り入れたものです。
 策定に当たり各種ご指導・ご協力をいただいた関係各位に対し、心からお礼申しあげます。

平成13年3月
秋田市長 石川錬治郎


秋田市トップ総合計画INDEX


Copyright (C) 2001 Akita City, Japan. All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp