第11次秋田市総合計画「基本構想原案」への意見募集結果

最終更新 2007.6.14


 市では、平成19年度を初年度とする新たな総合計画「第11次秋田市総合計画」を策定しました。
 少子化に伴う人口減少や景気回復の遅れ、厳しさを増す財政状況などのなか、一人ひとりの市民がしあわせを感じて生活していくことができるようにするために、市として何が大切か、何をするべきかを考えながら策定を進めてきました。
 計画期間は平成19年度から27年度までの9年間であり、9年間の計画期間を貫く基本方針としての「基本構想」と、その実現のための取り組みとして、3年ごとに見直し、精度を高めていく「期間計画」で構成しています。
 このうち「基本構想」の原案について、次のとおり意見募集を行い、内容に反映させました。

1 意見募集の内容

「回答票−第11次秋田市総合計画原案に関する意見」のとおり
※意見募集の際、基本構想については名称を「全体計画」としていましたが、その後、名称を変更しています。

2 募集要領

 (1) 意見募集期間

平成18年8月16日(水)から9月15日(金)まで

 (2) 意見提出方法

 回答票を次のいずれかの方法で送付いただきました。

電子メール ro-plmn@city.akita.akita.jp 
郵送    宛先:〒010-8560 秋田市山王一丁目1−1秋田市役所企画調整課
ファックス 宛先:018-866-2278

 (3) 意見の取扱い

 いただいたご意見の内容は、住所・氏名など個人情報を除き、公表することとしています。

3 資料と回答票

 (1)第11次秋田市総合計画原案

   [429KB]

 (2) 回答票−第11次秋田市総合計画原案に関する意見

 回答票(一太郎)    回答票(word)

4 意見募集結果

 総合計画原案に関する意見の募集は、以上の一般の方を対象とする意見募集に加え、平成18年度に立ち上げした市民100人会への意見募集も行いました。いただいた意見は以下のとおりです。(市民100人会アンケートの様式はこちら
 これらの意見については個別に検討し、計画案に反映させています。(意見の計画への反映状況はこちら

(1) 集計結果

設問「第11次秋田市総合計画の原案は、秋田市しあわせづくり市民意識調査」の結果を踏まえて作成したものです。その内容に市民意識調査の結果が十分反映されていると感じましたか」に対し、

意見募集分 市民100人会分 合計
回答数 (%) 回答数 (%) 回答数 (%)
A十分反映されている 0 0.0 12 11.5 12 10.7
Bある程度反映されている 3 37.5 63 60.6 66 58.9
Cあまり反映されていない 1 12.5 14 13.5 15 13.4
D全く反映されていない 2 25.0 2 1.9 4 3.6
Eどちらともいえない 0 0.0 11 10.6 11 9.8
無回答 2 25.0 2 1.9 4 3.6
合計 8 100.0 104 100.0 112 100.0

設問「第11次秋田市総合計画の全体計画原案は、市民と共有できる目標として平成27年までに目指すべき秋田市の姿を将来都市像・分野別将来都市像として設定したものですが、どのように感じましたか」に対し、

意見募集分 市民100人会分 合計
回答数 (%) 回答数 (%) 回答数 (%)
A十分共有できる 0 0.0 18 17.3 18 16.1
Bある程度共有できる 4 50.0 72 69.2 76 67.9
Cあまり共有できない 0 0.0 6 5.8 6 5.4
D全く共有できない 2 25.0 1 1.0 3 2.7
Eどちらともいえない 0 0.0 6 5.8 6 5.4
無回答 2 25.0 1 1.0 3 2.7
合計 8 100.0 104 100.0 112 100.0

設問「第11次総合計画では、市民がしあわせに暮らせるまちを実現するということを市政の究極の目標に位置づけるとともに、しあわせは市民一人ひとりが自分自身で築き上げるものであり、市はそのための環境を整えるという考え方を示しています。このことをどう感じましたか」に対し、

意見募集分 市民100人会分 合計
回答数 (%) 回答数 (%) 回答数 (%)
A共感できる 2 25.0 43 41.3 45 40.2
Bある程度共感できる 1 12.5 51 49.0 52 46.4
Cあまり共感できない 0 0.0 6 5.8 6 5.4
D全く共感できない 2 25.0 0 0.0 2 1.8
Eどちらともいえない 0 0.0 2 1.9 2 1.8
無回答 3 37.5 2 1.9 5 4.5
合計 8 100.0 104 100.0 112 100.0

(2) 意見と対応 (いただいた意見については「(意)」、意見に対する対応については「(対)」と表示しています。)

 ○アンケート結果の反映について

(意)計画策定にあたって実施したアンケート調査において、県外出身者の評価を分析し、ニーズを取り込んでいくべき。
(対)市民意向の把握のために実施した秋田市しあわせづくり市民意識調査は、県外出身者に特化した集計、分析も行っており、その結果も含めて計画に反映しています。
(意)市民意識調査で「力を入れて欲しい施策」の上位3項目に、冬期の除雪や雇用対策があるが、計画の原案に反映されていない。
(対)雪対策や雇用対策など、特に力を入れるべき部分には具体的な取り組みが見えるように加筆、修正しました。特に雪対策については、災害対策の一要素として原案に盛り込んでいましたが、重要性を考えて一つの項目として扱うこととし、基本構想を修正しました。

 前提要因について

(意)前提要因において、地勢から財政状況まで本市の現状を説明しているが、総合的な方向性、いわゆる展望についての表現が示されていない。
(対)地勢、歴史を除き、平成17年時点のデータなどを踏まえて、展望の要素を加筆しました。
(意)前提要因の将来人口に関するグラフにおいて、予想人口減少数を施策により約半分に抑えることをめざしているが、なぜその数値に設定したのか説明がない。
(対)将来人口の数値に関する個別の内容については、期間計画で整理しました。

  目標設定について

(意)基本構想に記述のある内容に対し、目標や事業の対策を明示して欲しい。
(意)現実に即した形の見える計画であるため、具体的な目標値を設定した方がよい。
(意)目標を数字で出し、その結果を知りたい。
(対)期間計画に、目標実現のための具体的施策とともに、数値目標を明示しました。これは3年後の計画改定の際に達成度を総括し、公表するとともに次期期間計画に反映させていくこととしています。

 市民協働について 

(意)市民協働について、市民意識調査では、市民活動への高い関心、低い参加という結果がでているが、今後どう取り組むべきか明示すべき。
(意)市民協働について、もっと力を注いで防災活動などにすぐに動けるように町内会等の組織力を強化する必要がある。
(対)基本構想においてはめざす目標を記述し、実現のための道筋は期間計画において明示しました。
(意)市民協働にもっと力を入れて推進すべき。
(対)市民協働については重点横断テーマとして位置づけるとともに、期間計画において具体的施策とともに取り組みの方向を明示しました。
(意)行政の活動の原点を、地域に一部担ってもらい、行政と地域が、より住みやすい、よりやさしい秋田をつくることができればと思っている。そのことが計画に反映させてほしい。
(対)期間計画において、「地域づくり組織などの結成支援」として施策を明示しました。

 除雪について

(意)「冬期の除雪」を1つの項目として取り扱ってもよいのでは。
(意)もっと雪害対策に力を入れて欲しいと思った。
(意)市民意識調査で「力を入れて欲しい施策」の上位3項目に、冬期の除雪や雇用対策があるが、計画の原案に反映されていない。
(対)雪対策や雇用対策など、特に力を入れるべき部分には具体的な取り組みが見えるように加筆、修正しました。特に雪対策については、災害対策の一要素として原案に盛り込んでいましたが、重要性を考えて一つの項目として扱うこととし、基本構想を修正しました。

  雇用対策について

(意)「しあわせは自分自身で築くもの」とあるが、仕事がないことには始まらない。雇用対策と最低賃金のアップを望む。
(対)雇用拡大については多くの市民が求めるところであり、基本構想において具体的な取組内容を加筆するとともに、期間計画で具体策と目標数値を明示しました。
(意)雇用対策について、計画が抽象的であり、記述が短すぎるのでは。雇用は高齢者や女性だけではないはず。
(対)新卒者など若者の雇用促進の取り組みについて加筆しました。
(意)市民意識調査で「力を入れて欲しい施策」の上位3項目に、冬期の除雪や雇用対策があるが、計画の原案に反映されていない。
(対)雪対策や雇用対策など、特に力を入れるべき部分には具体的な取り組みが見えるように加筆、修正しました。

 行政と市民の役割について

(意)計画実現のためには、企業、市民、役所の三位一体が絶対に必要である。
(意)市と市民が双方歩み寄り、しあわせに暮らせるまちを実現する必要がある。そのことを共有するということを具体的に示していかなければならない。
(意)行政、市民、地域、企業等の役割を明確にすべきと思う。
(対)期間計画において、各施策の推進に際しての市民(企業、団体、町内会、NPO、個人等)と行政との役割分担を明示しました。

 ○中心市街地の活性化につい

(意)市が中心街の活性化のために、どのように考えて進めているのか知りたい。
(対)中心市街地の活性化については、基本構想において具体的な取り組みが見えるように加筆したほか、期間計画で具体的な施策を明示しました。

  原案全体について

(意)原案の内容は十分なので、実現の道筋が読み取れるような表現をしてもらいたい
(意)原案に記述されている目標が過大すぎて、実行が伴うか疑問に感じる。
(対)基本構想においてはめざす目標を記述し、実現のための道筋は期間計画において明示しました。
(意)全般に抽象的な表現に終始している面が多いと思う。例えば、少子高齢化に伴う人口減に対し、「予想される」「想定される」ではなく、「こうした転換を図る必要がある」「進める必要がある」などの表現にすべき。
(対)市が主体的に取り組むべきものについては、「取り組みます」「進めます」などに表現を改めました。
(意)全体的なこととして、内容的になにかインパクトが欲しい。
(対)基本構想において、特に力を入れるべき部分には具体的な取り組みが見えるように加筆し、めりはりの効いたものに修正しました。
(意)ライフステージや横断テーマ、交通結節点など、難解な文言がある。
(対)わかりやすい計画とするため、文言の再検証を行い、必要なものには注釈を加えました。

 その他

(意)雄和、河辺が合併し市内7地域となり、将来は市民サービスセンターも設置されることから、地域ごとに整備、発展計画を明示していただきたい。
(対)期間計画の中の地域別整備方針において、市内7地域に関する整備方針等を明示しています。
(意)3年ごとに計画を見直しするということだが、その際も市民100人会や一般市民から意見を求めるのか。
(対)3年ごとの期間計画見直しにあたっては、市民意向の調査に加え、市民意見の公募を実施します。

担当

秋田市企画調整部企画調整課企画調整担当
住所 010-8560 秋田市山王一丁目1番1号
TEL 010-866-2032
FAX 010-866-2278
メール ro-plmn@city.akita.akita.jp

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