2000年
5月12日号



秋田駅東口(仮称)拠点センター
事業企画提案競技の入選案を紹介します

拠点センターには
●行政サービスの提供
●市民活動の拠点
●高齢者や子育ての支援
●全天候型の多目的広場
●物販・飲食施設など。
あらゆる世代の人々が集う、魅力ある「市民交流の核」をつくります。

 秋田駅東口の核となる(仮称)拠点センターの建設計画案の概要をお知らせします。
 この計画案は、効率的で魅力あるまちづくりを進めるため、民間企業による企画提案競技を行って決めたものです。大手建設会社、総合商社など五社による企業体の提案が選ばれ、これによると、建設、管理などに要する市の財政負担も大幅に軽減される内容となっています。
 拠点センターは、若者を中心に幅広い世代が集い、駅周辺のにぎわいの拠点となる施設です。市民生活を支える公共施設、楽しさやにぎわいを生む民間施設、開放的な空間となる多目的広場(アトリウム)で構成され、平成十六年夏のオープンをめざします。

 この計画案は、大成建設を代表企業とする、日建設計、日商岩井、パーク24、春好物産の五社で構成する企業体の提案です。事業は、これらの企業が市との話し合いのもと、資金調達から設計、建設、完成後の管理運営まで責任を持って行います。

 

にぎわいの拠点となる多様な施設を整備します

 下図にあるとおり、公共棟には行政サービス窓口、子育て総合センター、ボランティア活動支援センター、音楽・創作など何にでも使える市民活動スタジオなど。
 民間棟には映像情報マルチシアター(映画館)、大型書店その他の物販店、飲食店、老人福祉施設、駅型保育所、病院、情報系専門学校、ホテルなどが入ります。駐車場も四百台分を確保します。
 そして公共棟と民間棟を結ぶ自由な空間が多目的広場(アトリウム)。ここは市民の広場、劇場の広場、映像の広場、福祉の広場として、いろいろなイベントなどに使っていただきます。
 想定する建設事業費は、公共施設部分が三十七億円、民間施設部分が五十九億円で計九十六億円。施設全体を提案グループが建設し、公共部分は市が購入、民間部分は民間グループが所有、経営する仕組みとなっています。

●民間提案グループの役割

大成建設(株)
日商岩井(株)
民間棟の大部分の所有・経営
パーク24(株) 駐車場の所有・経営
春好物産(株) ホテルの所有・経営
(株)日建設計 設計

※完成後は、民間と公共の協力による効率的な管理や最先端の省エネルギー技術により、維持管理コストの軽減を追求します。



 事業化に向けて話し合い

 現在市では、この入選案をもとに、提案グループと事業化に向けて話し合いを進めているところです。ちなみに民間棟に入るお店や飲食店、病院、福祉施設などはほぼ決まっている状況です。
 また、事業化にあたっては、需要予測、収支見込みが予想より下がった場合の危機管理を充実させるとともに、中央街区の日赤・婦人会館跡地などに建設する他の施設との機能分担や連携にも十分考慮して、県都秋田の顔の再生をめざします。
 拠点センターについてのお問い合わせは、市都市開発部まちづくり整備室へ。TEL(866)2156
入選案の概要は秋田市ホームページでもご覧いただけます。



 


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