2000年
10月27日号



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シリーズ人Person
市民観光りんご園の管理人
三浦愛吉(みうら あいきち)さん(65歳)

みなさんの喜ぶ顔が
私の肥料となります

 収穫の秋を迎えた上新城の市民観光りんご園。ここは市民のみなさんに一本ずつ木のオーナーになってもらっているりんご園です。
 木の「ご主人」に代わって毎日りんごのめんどうをみている三浦愛吉さん(上新城石名坂)。オーナーは愛吉さんにいっさいの管理をおまかせして、収穫時期の通知を心待ちにしています。
 今年も実りの季節となりました。愛吉さんの愛情とスキンシップで育てたりんごが秋の日ざしに輝き、たくさんのオーナーが収穫に訪れています。ふじや王林、千秋、北斗など品種も豊富。園には千三百八十本もの木があり、一本の木からは八十〜百二十個のりんごがとれるそうです。
 「毎年おいしいりんごができるとは限らないし不安でいっぱいです。でも、みなさんには自分の木からとれるおいしいりんごを食べていただきたい。収穫に来たときのみなさんの笑顔が私の肥料になります。もぎたてのりんごをまるかじりした時のシャリッとした歯ごたえ、みずみずしさは最高ですよ。収穫の喜びとオーナー気分をぜひ味わっていただきたいですね」。
 りんごは気温に左右されやすくとてもデリケートな果物です。愛吉さんはおいしいりんごを作るため、りんごの観察を怠りません。
 市民観光りんご園では、王林や千秋のオーナーを募集しています。契約期間は五年で、一本につき年間八千円の契約料を納めることで毎年たくさんのりんごが収穫できます。オーナーになりたいかたは、JA新あきた上新城支店 TEL(870)2211へどうぞ。




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