2001年
1月5日号



新年あけましておめでとうございます
秋田市長 石川 錬治郎

21世紀へ「秋田丸」の船出

 市民の皆様、あけましておめでとうございます。清々しい新年を迎えられたことと存じます。今年の元日は新たな千年を刻む最初の日として特別な意味があるように思います。「千里の道も一歩から」にならって表現すれば「千年の時もはじめの一日から」ということになるでしょうか。
 折しも本市では、去る12月市議会でその基本構想が議決された「第9次総合計画」にあたる「秋田市新世紀プラン」が、2001年度から始動することになります。
 1990年、市長に就任したときに私は「第7次総合計画」を策定しました。それは北緯40度上に位置する世界の諸都市と伍して発展することをめざした「きらめく北の人間都市」という気宇壮大なまちづくりの基本理念を根底に据えたものでした。第8次総合計画を受け継ぎ、1万人アンケートなど市民参加のもとで作成した今回の新世紀プラン「秋田丸」は、32万市民の夢と希望を乗せて世界の港へ船出することになりました。行く手には大波小波をはじめ多くの困難も予想されますが、市民が一丸となって漕いでゆくならば必ず目的の港に到着できるでしょう。
 新世紀プランは5つの将来都市像と7つの重点テーマを定めて実行していきますが、とりわけIT時代の秋田の将来を担う人づくりを重視しております。そこに生まれ、育ち、学び、働き、楽しみ、憩う市民のライフサイクルすべてにわたってカバーできるようなプランに仕上げてまいりましょう。
 「構想」は固まりましたが、基本計画や実施計画はこれからです。多くの市民の皆様の計画への積極的な「参画」を期待しております。
 市民の皆様は船の乗客であると同時に船員でもあります。一緒に21世紀の大海原へ楽しい航海に出ようではありませんか。



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