2001年
1月26日号



INFOR-MATION
市役所からのお知らせ
秋田中央道路建設の賛否を問う市民投票条例案
12月秋田市議会定例会で否決

 渡辺淳さんほか3名から、地方自治法の規定に基づき直接請求された、秋田中央道路(地下自動車専用道)建設の賛否を問う市民投票に関する条例案は、12月22日の秋田市議会定例会において否決されました。
 この直接請求は、12月7日に市長が受理し、市長の意見書を付して、12月13日に秋田市議会定例会に付議されたものです。
 意見書は、「都心部と秋田自動車道との連携強化、交通渋滞の緩和および中心市街地活性化への支援のためにも秋田中央道路は必要である。また、多くの市民の方の参加を得て、法定の手続により決定されたものであり、改めて建設の賛否を問う市民投票に関する条例を制定する必要はないものと考える。なお、本条例の制定を請求されたという事実は謙虚に受け止め、今後ともより一層市民の理解が得られるよう努力する」という内容です。
 地方自治法第74条第3項および地方自治法施行令第98条第2項の規定により、審議の結果を公表します。


秋田中央自動車道
秋田駅東西の往来を便利に

 秋田中央道路は、秋田駅東側の手形字中谷地から、千秋公園のお堀の下を通り、旭北錦町まで至る全長約2.4キロの地下自動車専用道路です。
 広小路側と中央通り側に分かれる二本のトンネルが計画されていますが、事業費が膨らむため、広小路側一車線の対面通行で暫定整備することになりました。総事業費は730億円。その内訳を現時点で計算すると、国が281億円、県が405億円、市が44億円ですが、県・市の負担分には国から交付税が措置されるので、実質の負担は、県が138億円、市が31億円となります。完成は平成19年度をめざしています。
 秋田中央道路は昨年6月に建設大臣の事業認可を受け、事業に着手しました。今年度は、用地買収や建物移転補償のための現地調査、トンネルの設計、お堀の環境調査などを行っています。
 トンネル建設工事にあたっては、お堀の蓮や魚類など自然環境を十分に保護し、商業活動への影響も最小限にとどめながら、コスト縮減と安全な工事を進めます。



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