2001年7月13日号

平成13年度秋田市文化選奨

 秋田市文化選奨は、学術・芸術の分野で前年度に優れた業績を残したかたに贈られます。今年度の秋田市文化選奨の受賞者は、次の2人のかたと1団体に決まりました。
 表彰式は、8月1日(水)午後4時から秋田ビューホテルで行います。

工 芸

杢目銅 水滴
千貝 弘さん(新屋松美ガ丘南町 57歳)
 千貝さんは、秋田の伝統金属工芸技術杢目銅の技法を持つ数少ない工芸家。作品「水滴」は、ふっくらとしたシンプルな形で、温かみと落ち着き、使いやすさにも優れています。地味になりがちな杢目銅に美しい光沢と色調を創り出し、新境地を開いたことが評価されました。


邦 舞

義太夫 二人三番叟
花柳 仲登嗣さん
本名:佐々木安代(八橋田五郎一丁目 30歳)
 「三番叟」の魅力である、踊りのリズミカルな拍子や人形独特の動きの妙味を巧みに表現し、素晴らしい舞台効果をあげた作品です。華やかな魅力とユーモアが全体にあふれ、相方との息も絶妙で、演者の高い技術を感じさせる踊りとして評価されました。


音 楽

創作オペラ 「魔女の息子」
創作オペラの会
コムソベーラ
(代表:越後谷慶子さん) 
幅広い団体や関係者の参加・協力が必要なオペラを身近なものとすることを目的に平成8年に結成されたコムソベーラ(会員30人)。「魔女の息子」の公演は、脚本から演出、衣装、小道具などすべて会員の手で行いました。芸術レベルの高さとともに、開催が難しい創作オペラ公演を手作りで実現したことが高く評価されました。


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