2001年7月27日号

シリーズ人


若い感性で、あきたをきらきらデザインしたい

 秋田公立美術工芸短大の卒業生五人でつくったデザイン会社「ヒカリグラフィックス」。八月一日の創業に向けて着々と準備を進めています。
 会社の場所は、県庁第二庁舎三階の創業支援室。県がベンチャー企業を育成するために設けた部屋で、安い賃料で借りられ、インターネットの設備も整っています。また、各関係機関から経営・技術両面にわたる支援も受けられることから、現在、十の企業とグループが、独り立ちの地盤づくりに励んでいます。
 社員が二十〜二十六歳という若さがウリのヒカリグラフィックスは、ポスターやロゴのデザインが得意分野。学生時代、カメラサークルだった仲間を中心につくったことから、息も手際の良さもバッチリです。
「みんな微妙に異なった得意分野を持っているし、互いの感性もうまく影響しあっていると思います。型にはまらず、自分たちも楽しんでできるような作品づくりをしたい」と代表の矢吹さん。初仕事は、(財)あきた産業振興機構が発注したテクノゾーンフェスティバルのポスター。かわいらしいイラストが大評判でした。
 「最初から大きな仕事は無理だけど、アマチュアバンドのポスターや展覧会の案内状、名刺のデザインなど小さなことから積み上げていきたい」と後藤さん。
 「ヒカリ」。会社の名前にもなったこの言葉にはキラキラ輝いている美しさや楽しさ、将来性、若々しさの意味があると話します。
 キラリと光る粋なデザインが、秋田の街を楽しくすること間違いなしです。


各界を代表する講師をお呼びして
美短市民講演会
毎月第3水曜日開催(8月はお休み)

 美術工芸短大では、石川好学長をコーディネーターにユニークな講師を招き、毎月第3水曜日、市民向けの講演会を開いています。6月は(株)パソナ(人材派遣ビジネス)の南部靖之氏、7月はアニメーション作家の和田豊氏でした。8月はお休みですが、今後は田中康夫長野県知事などを予定。第一線で活躍する人たちのお話をお楽しみに。
美術工芸短大 TEL(888)8100

デザイン・デッサン講習会

 高校生、高校を卒業したかた、一般のかたが対象です。
とき/8月9日(木)・10日(金)の2日間、午前9時30分〜午後4時30分 
ところ/美術工芸短大 定員/先着90人 受講料/1万円
●申し込み (財)秋田学術振興財団 TEL(888)8137


Copyright (C) 2000秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp