2001年10月26日号

小規模作業所「つどいの家」が法人化


力を合わせて頑張ってます!

浜田にある知的障害者が働く小規模作業所「つどいの家」が、9月21日、社会福祉法人としての認可を受けました。小規模作業所が法人として認められたのは市内で初めて。おめでとうございます。

みんなで運営している「共同作業所」です

平成三年に開所されました。折しも今年は設立十周年。社会福祉法人となったことは、施設のみなさんや家族にとって、うれしいニュースとなりました。
 現在のメンバーは、十八歳から三十歳までの十三人。それに、職員やボランティアが加わり、ポストカードや葉書、石ころりん磁石などの製作をしています。
 仕事は、牛乳パックをちぎってカードの材料をつくる担当、紙すきをする担当、石に絵柄を描く担当などに分担されています。カードは一日約四十枚、一枚一枚手づくりで心のこもったカードに仕上がります。製品は県庁地下の売店などで販売され、収益はメンバーのお給料として還元されます。  

社会福祉法人化は次へのステップ

 つどいの家のように小規模作業所が法人として認可されると、今まで市からの単独補助だった運営費が国からも補助されるようになり、およそ二倍に増額されます。それによって、より多くの通所者を受け入れることができるようになり、スタッフも増員し、施設の充実がはかられます。
 また、社会福祉法人となることにより、各種相談支援事業、ホームヘルプサービス事業など、障害者のための総合的な支援も可能となります。

ここで働いていると楽しいことばかりです

 つどいの家は今年で十周年。施設長の菊地陽子さんは「設立当時のかたがたの苦労があるからこそ今があります。みんなと居ると辛いことは一つもありません。楽しいことばかりです」と笑顔。
 「自宅以外のやすらげる場所を提供しようと始めた施設ですが、みんなに仕事意識が芽生え、メンバー間のつながりが強くなってきたのを見て、本当に良かったなと思います。法人としてスタートしたばかりで、これからもみなさんのご支援が必要です。温かく見守ってください」と話してくれました。

市内小規模作業所はいま

 就労が困難な在宅の知的・身体障害者が通所する作業所は、市内に十か所あり、百三人が利用しています。そのうち、現在七つの作業所が法人化への移行を希望しています。
 また、泉地区に平成十四年度オープンする「福祉複合施設」内に、保戸野、新屋南浜町(第一・第二)、千秋公園にある市の授産所を統合した法定施設を設置する予定です。ゆとりある作業環境が確保され、保育所や高齢者生活福祉センターも併設される新しいタイプの施設で、障害者の自立と社会参加を促します。

働く仲間のうた
カレンダーを販売

全国の共同作業所で働く障害のある人たちの作品を掲載した2002年版カレンダー(1部1,300円)の注文を、杉の木園やつどいの家などの市内作業所で受け付けています。締め切りは12月上旬。ぜひ、ご利用ください。

障害者小規模作業所支援
あんべ光俊音楽旅団チャリティーコンサート

コンサートの収益金の一部は小規模作業所支援にあてられます
とき/11月17日(土)午後5時開場
ところ/県立児童会館
大人3,500円 中高生2,000円小学生1,500円
全席自由、前売り券も販売しています
小規模作業所の実態を知っていただくとともに、音楽を通して障害のある人たちと交流しませんか。
当日の会場整理、駐車場係などで協力してくれるボランティアも募集しています。お気軽にご参加ください。

問い合わせ
つどいの家 TEL(828)4472
     平日9:30〜16:00
ライナーハウス TEL(862)0990
      平日10:00〜17:00



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