2002年2月22日号

シリーズ人

チンパンジーと二人三脚
引っ越し準備は順調!

「チンパンジーの森」オープンを待つ チンパンジー飼育担当のみなさん

 おサルさんの気持ちになりきってます!
 飼育担当の左から松井さん、鈴木さん、中井さん、佐々木さん(手前)

 三月二十一日(木)、大森山動物園の開園に合わせて、チンパンジーたちの新しいお家、「チンパンジーの森」がお披露目されます。場所は、動物園の南側、ゾウやキリンがいるとなりです。
 チンパンジーの飼育担当は四人。今までは動物舎が狭く、一人でも世話ができましたが、敷地が広くなったぶん飼育員も増えました。
 「チンパンジーは知能が高いので、飼育員が新しい環境に不慣れな素振りを見せると警戒してしまいます。まずは、私たち四人のチームワークを強くして施設の特徴をよく知ることが必要です」と中井さん。
 三十四歳のジェーンを筆頭に、ボンタ、ユミノスケ、ノリコ、そしてまだ子どものコブヘイ。それぞれ性格も違い、特にメスは感情の起伏が激しいので細心の注意を払って飼育しています。
 「引っ越しは、麻酔を使い一日一頭ずつ。五頭のチンパンジーは、おりに囲まれたコンクリートの生活に慣れているので、土の上での生活、木登りできるタワーなんかおそらく初めての体験でしょう。一日も早く慣れてくれれば…」と飼育担当一同。
 チンパンジーの生息地は、アフリカの森林からサバンナにかけてと変化に富み、毎日違う場所を寝ぐらにしているので環境への順応性は高いとか。
 「まるっきり生活環境が変わるので、実際その場になってみないとわからないこともあります。開園まであと一か月、チンパンジーのためにもしっかりと環境を整えてあげたい」と気を引き締めます。
 チンパンジーの新生活。どうぞ、お楽しみに!

みんなが待ってる、チンパンジーも待ってる
大森山動物園 3月21日(木)オープン

開園時間 午前9時〜午後4時30分
入園料 大人500円 中学生以下無料
イベント ・「チンパンジーの森」オープニングセレモニー 
・動物とのふれあいタイム、エサやり体験 
・園内ウォーククイズなど盛りだくさん!
(詳しくは、次号広報あきたでお知らせします)
問い合わせ 大森山動物園 TEL(828)5508


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