2002年6月14日号

あきたノスタルジー

●秋田の昔を、写真で振り返ります。


現在の藤倉水源地


秋田市仁別での藤倉水源地の工事風景(明治36年ごろ)

旭川上流にある藤倉水源地は、明治36年に着工し、同44年に完成しました。
全国でも11番目に上水道の給水をはじめた古い歴史があります。
大自然を相手に仕事をする工事関係者の苦労も絶えなかったことでしょう。
おかげで、当時飲み水を川や井戸に頼っていた秋田市民にとって
給水した時の喜びは大きく、流れ出る水で乾杯する人もいたといいます。
その後人口の増加で水の使用量も増え、雄物川からの給水に切りかわり、昭和48年にその役目を終えました。
水源地建造の土木技術は高く、近代上水道の歴史を知る貴重なものとして
100年近くたった今も、太平山から流れ出る豊富な水を受け止めています。



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