2002年7月12日号

市長ほっとコラム

就任一年 実感〜市民に感謝


市長●佐竹敬久

 昨年七月に就任以来はや一年、極めて多忙な日々ではありますが、市民の皆様の協力と励ましの中で、私なりに充実した日々を過ごさせていただいております。
 この一年を経て特に感じたことは、市政は大変に多くの市民の皆様に支えられているということです。
 県庁勤務時代にも、県政は県民に支えられているという感覚は持っておりましたが、秋田市政を担わせていただき、はじめて実感としてとらえることができるようになりました。

 もちろん、市民の代表としての市議会議員や市職員は直接的な市政の推進役ですが、それに加え、例えば民生・児童委員、児童館・児童センター運営委員、消防団員、交通指導隊員など、市民には数多くの役割をお願いしております。さらには九百二十にものぼる町内会の役員や連合会・振興会の皆様…等々、大半の皆様にはご自分のお仕事を持ちつつ、ボランティア的に市政との関わりの中でご難儀をおかけしておりますが、必ずしもご満足に至らない処遇等もあり、申し訳けなく思っております。
 さらにこのように直接的に市政に関与していなくても、市民からは貴重な市税の納付をとおして市の基盤となる財政を支えていただいており、市民の皆様すべてが何らかの形で市政推進者であると言えます。

 今回の六月定例市議会の一般質問の際に、ある市議会議員のかたから、「市長は就任一年で最高権力者という実感は少ないと思うが、時が経てば周りには都合の良いことばかり言うイエスマンが増え、次第に市民感覚からかけ離れて来る人が往々にしているので、常々自戒しながら初心を忘れず市政に当たるように」、という貴重なアドバイスがあり、ありがたく拝聴しました。
 自分なりに考えますと、初心を持ち続けるためには、人それぞれと思いますが、この一年を振り返った時に、そのひとつは「市民の皆様の様々な市政参加や協力がなければ市政は一歩も進まない、市民に感謝」ということを忘れないことであろうと思います。
 せっかく市の広報に月に一回、私のコラムをいただいておりますので、明年七月の広報では、就任二年目の時点での「市民に感謝」ということで感想を書かせていただきます。
 忘れないように私のコンピュータの明年六月の予定欄に入力しておきますが、そもそも忘れるということは、感謝の気持ちが薄らぐということなので、入力せずにおくことが良いのでしょうが…?


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