2002年8月9日号

あきたノスタルジー

●秋田の昔を、写真で振り返ります。


昭和20年8月14日の終戦前夜、土崎地区は米軍機による激しい爆撃を受けました。
午後10時30分ごろから始まった空襲は、翌日午前3時ごろまで約4時間も続きました。
標的となったのは、当時日本有数の石油基地だった日本石油秋田製油所です。
製油所は炎上し、壊滅。周辺は日中よりも明るいくらい、真っ赤に燃え上がったといいます。
この夜、土崎の空を飛んだ爆撃機は132機、投下された爆弾は約12,000発。
空襲による爆風や火災で、92人の市民が命を落とし負傷者は約200人にのぼりました。
約12時間後、戦争は終わりました。土崎の町には焼けた民家が残り、たくさんの負傷者があふれていました。
戦争…。決して忘れることのできない悲しい風景です。



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