2002年8月9日号

市長ほっとコラム

輝く夏、若者たちにエールを


市長●佐竹敬久

 今年も竿燈まつりが終わり、間もなくお盆を迎えますが、市民の皆様には残暑お見舞い申し上げます。
― 秋商野球部・甲子園出場 ―
 本号がお手元に届く頃には、甲子園球場で熱戦が繰り広げられていますが、学校の部活動に関しては誰しもがまずは我が母校の勝敗の行方、ということではないでしょうか。
 私も例外ではありませんが、市長に就任してからは、自然と市内各校の成績にも目が行くようになり、特に市立である秋田商業高校の場合には、野球だけではなく多くの部活動の勝敗が我が母校と同様に大いに気になるようになりました。
 秋商野球部は今年が創部八十周年ということで大変に気勢が上がっており、周りの期待も例年以上に大きなものでしたが、プレッシャーも何のその、選手諸君は思う存分に力を発揮し見事優勝を勝ち取りました。
 私も祝賀会に出席させていただき、選手や父兄会、関係者の皆様と一緒に大いに盛り上がりました。


 さて甲子園といえば、上手下手は別にして、子供の頃から草野球で鍛えられ、大半がグローブを手にしたことのある我々の年代層では、アルプススタンドに響き渡るお馴染みのテーマソングに合わせ入場行進する高校球児の姿に、過ぎ去りし高校時代を重ね合わせ、ほのかな感傷に浸りながら胸を熱くし、言いようもない高揚感に包まれるかたも多いのではないかと思います。
 また、夏休みの一日、女房には粗大ゴミと邪魔にされながらも、昼から冷えたビールと枝豆を傍らに居間に寝そべりテレビ観戦するのは格別なもので、身に覚えのあるかたが多いはずです。

甲子園を前に、練習をかさねる秋商ナイン

― たくましい秋田の若者たち ―
 ともすれば、「今の若者たちは」と、若者の生き方が批判されることが多いのですが、我々もまた若い時分には、その時代の大人に眉をひそめられるような事をしでかしましたし、そんなに模範人間はいなかったような気がします。
 いつの時代でも、大人と若者の間には時代のギャップがあり、それが時代が進んでいる証しでもあります。
 若者に対しては、あまり難しいことは言わずに、少しくらいのことは大目に見てやりたいものです。
 まぶしい夏の太陽の下で汗まみれになりながらスポーツに打ち込む若者、赤銅色の肌を誇らしげに露出し海や山で夏休みを楽しむ多くのたくましい秋田の若者たちに、市民の皆様から大いにエールをおくっていただきたいものです。


Copyright (C) 2000秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp