2002年11月22日号

地域が教えてくれたこと

 核家族化や高齢化、少子化が進むなか、新しい住宅地や郊外型商店街の広がりなどもあって、私たちのまちの様子や生活環境は大きく変わってきました。それに伴い、地域に住む人同士のつながりが薄くなり、地域共同体としての機能や支え合いの住民意識が希薄になってきたのも事実です。
 ひと昔前は、親しい近所づきあいのなかで、お互いに支え合って生活しているという意識が自然に身に付く関係がありました。子どもがお年寄りをいたわったり、大人が近所の子どもたちと遊んだり面倒をみたり、地域のなかに、みんなが安心して暮らせる仕組みがあったと言えます。
 みんながお互いに安心して暮らせるようにしていく地域づくり。ふれあいのある地域をつくるために、私たちが取り組める活動にはどんなものがあるでしょうか。そのアプローチの仕方はさまざまです。
 福祉的なこと、教育的なこと…。少子高齢社会を背景に、お年寄りや子どもたち向けの活動や、健康、スポーツにかかわる活動など、いろいろなあり方が見えてきます。個人でできるボランティア活動なども、地域づくりの一端を担っていると言ってよいでしょう。


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