2003年1月24日号

わたしの介護保険
利用術(1)

いきいきライフのすすめ!

●問い合わせ 介護保険課 TEL(866)2069

 介護保険サービスは、介護が必要なかたの心身や、その家族の状況などで、利用の仕方はさまざまです。安心でいきいきした生活を送るために、自分にとって一番いいサービスの利用法を、ケアマネジャーと相談しながら考えましょう。


週1回のデイサービスがリフレッシュの源です

三浦昭夫さん(72歳・要介護4)
サツさん(73歳・要支援)
(金足黒川字黒川)

 三浦昭夫さんとサツさんは、ご夫婦で介護サービスを受けています。
 昭夫さんは平成三年に脳梗塞で倒れ、左半身に障害(身体障害者手帳一種一級該当)が残り、訪問介護による自宅での入浴やデイサービスなどの利用を始めました。その後、介護保険制度がスタートすると、要介護4に認定され、いろいろなサービスを利用しています。
 サツさんは昨年、要支援の認定を受け、訪問看護と家事援助のサービスを利用するようになりました。サツさんは昭夫さんの身の回りの世話で手いっぱいなので、自分自身も家事援助などのサービスを利用して、介護の負担を軽くしています。


お互いに自分の時間を持つことが大切

 「デイサービスなどで、どんどん外にでたい。夏場の散歩も楽しみ」とリハビリに対する意欲が強い昭夫さん。サツさんも「夫がデイサービスで外出することで、自分の時間が持てます。外出の介助も容易でない年齢になったので、夫が外出できるサービスをこれからも上手に利用したいです」と話してくれました。
 自宅で介護する人も高齢になっている場合、介護疲れなどによる「とも倒れ」が心配されます。三浦さんのように、デイサービスや散歩などのサービスを利用することで、介護する人がリフレッシュする時間をつくることも、介護サービスの上手な利用法の一つといえるでしょう。

ケアプラン

介護支援 金寿園
ケアマネジャー
山崎 弘子さん

 ケアプランは、介護される人だけでなく、自宅で介護している人への支援も考えてつくります。三浦さんご夫婦の場合も、三人で相談しながら、次のようなことを考えてつくりました。


●総合的な援助の方針

昭夫さんの場合
・自宅に引きこもりがちにならないよう、通所介護(デイサービス)などで他者との交流ができる機会づくりをする
・リハビリに対する強い意欲にこたえ、要介護度が進まないよう、リハビリを継続する
サツさんの場合
・夫の介護に要する時間が多いことから、本人の健康管理のための受診を確保する

●解決すべき課題(ニーズ)

昭夫さんの場合…
・一人で入浴できず、家族も病弱
・薬の管理と服薬の徹底
・移動の援助が必要
・リハビリの実施困難
サツさんの場合…
・店が遠いので、買い物に行けない
・夫の24時間介護状態により、常に介護疲れが見られる



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