2003年2月28日号

地域福祉計画の策定に向けて

市民アンケートの結果から


アンケートの調査方法と実施状況 

 15歳以上の市民から5,200人を無作為に抽出し、郵送方式により、昨年の8月5日から8月31日までを調査期間として実施しました。回答率は49.2%(回答者2,559人)でした。

あなたの家族形態は?

 「親、子ども、孫」という三世代以上の家族が十五・二%しかなく、圧倒的に核家族傾向であることが分かります。

   現在の家族形態に比べ、「夫婦のみ」で生活したいという人が、「夫婦と子ども」を抜いて第一位になりました。子どもが独立していくことを容認する傾向にあることがうかがえます。

少子化についての考えは?

 「とても不安に思う」が四八%、「少し不安に思う」が三五・七%で、大多数のかたが少子化に不安を感じています。
 関連して、少子化対策に何が必要かという質問では、一位「妊娠、出産の費用や乳幼児の医療費、教育費などの経済的支援」、二位「職場の子育て支援体制の充実、産休・育児休暇の確保・充実」、三位「延長保育、休日保育、一時保育、病後時保育など、多様な保育サービスの充実」が上位を占めました。

高齢化についての考えは?

 「とても不安に思う」が六五・五%と半数を超えており、少子化よりも高齢化のことを深刻にとらえているかたが多いようです。
 関連して、高齢化対策に何が必要かという質問では、一位「医療費、年金保障などの経済的支援」、二位「老人ホーム、ケアハウス、老人保健施設など、高齢者関連施設の充実」、三位「介護保険制度の充実」でした。ちなみに若い世代では、「老人クラブをはじめとする、仲間同士の生きがいづくり」が上位に入り、高齢であってもいきいきと行動していたいという気持ちがうかがわれます。


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