平成15年度予算と事業

　平成15年度の秋田市政が始まりました。
　今年度の予算は一般会計が1,058億円、特別会計が675億円、企業会計が437億円で、総額では2,170億円となります。　　

　平成15年度は、新しいまちづくりの展望を描く、第10次秋田市総合計画の初年度にあたります。計画を貫く基本理念は「しあわせ実感 緑の健康文化都市」です。
　今年度は、長引く景気低迷により、国、地方ともに税収入の落ち込みが予想され、国からの地方交付税も縮減されるなど、過去最大規模の財源不足が見込まれる状況です。
　厳しい財政状況にはありますが、一般会計は昨年度当初より0.3パーセント増やし、経済・社会構造の変化に即した産業活性化と、少子長寿社会におけるきめ細かな市民サービスの展開をはかる予算としました。
　このような中、緊急の課題である「経済・雇用対策」「保育所入所待機児童の解消および少子化・子育て支援対策」「高齢者や在宅介護の総合支援対策」の三分野にかかわる施策や事業について特に重点的に取り組みます。
　また、河辺町、雄和町と話し合いが進められている市町合併は、今後の施策全般にわたり、積極的に対応しなければならない重要事項です。
　新しい総合計画のもと、市民一人ひとりの笑顔が見え、しあわせが実感できるまちをめざして、今年度の事業を進めていきます。

　第10次秋田市総合計画は、「しあわせ実感 緑の健康文化都市」を実現するため、５つの将来都市像を掲げています。
　また、重点的に取り組むテーマとして「県都としての高次集積都市の実現」「男女共生を踏まえた市民共生社会の実現」「少子長寿社会への対応」など７項目を設け、それぞれの事業がどの重点テーマにかかわりのあるものなのか検証しながら施策を展開していきます。