2003年5月23日号

市民の健康づくり応援プラン

下表の目標値をめざそう


重点分野別

は市民が取り組むこと は市が取り組むことです。

1・栄養・食生活

バランスのとれた楽しい食事で、豊かな心と元気なからだをつくりましょう
毎日朝食をとり、活動的に過ごしましょう。
自分に必要な栄養素などの量(栄養所要量)を知り、量・質ともに適正な食事をしましょう。
牛乳・乳製品や野菜は食べる量が少なくなりやすいので、積極的に食べ、量・質ともに適正に確保しましょう。
市販食品や外食を利用するときには、自分の健康管理のため、栄養成分表示を参考にして食品を選択しましょう。
健康や食生活に関する講座を充実します。
子どもが楽しく食の体験学習ができる「たべものふしぎ体験隊」を実施します。また、親に対して、食事に関する正しい知識を普及していきます。
外食店などの栄養成分表示や、ヘルシーメニュー提供店の拡大などを進めます。

2・身体活動

生活の中で動きを意識し、快適なからだを実感しましょう
日常生活の中で、意識してからだを動かす時間を持ちましょう。
日常生活の中で歩く歩数を増やしましょう。
いつまでも自立した生活が送れるように、意識してからだを動かし、生活体力を維持しましょう。
運動情報を提供したり、運動相談日を設け、個々の身体状況に合わせた運動内容の指導や仲間づくりの支援を行います。
運動習慣を身に付けるために、職場での運動指導を支援します。
「高齢者筋力向上トレーニング事業」を実施します。

3・こころの健康づくり

十分な睡眠・休養と上手なストレス解消法で、いきいきゆとりある生活をしましょう。
十分な睡眠時間を取り、心身を休めましょう。
お酒や薬に頼らず、心地よく睡眠を取りましょう。
自分に合ったストレス解消法で、こころにゆとりを持ちましょう。
ひとりで考え込まず、周りの人に相談しましょう。
「こころ健やかキャンペーン」「職場におけるハートリフレッシュ事業」を実施し、パンフレットや講話などで、こころの健康やストレス解消法について、情報提供します。
相談窓口についての情報を広く市民に提供します。また、各種相談機関との連携を強化し、相談従事者の資質の向上をはかります。

4・たばこ

たばこの害について学び、吸う人も吸わない人も、たばこの害から身を守りましょう
たばこはなるべく禁煙または節煙し、吸うときは場所や周囲の人に十分配慮しましょう。
未成年者の喫煙は、絶対にやめさせましょう。
喫煙者は周囲の人に配慮して吸うことを心掛けるとともに、分煙・禁煙を広げましょう。
学校教育に加え、地域の中でもたばこが健康に及ぼす影響についての知識を提供し、未成年者の喫煙を防止します。
禁煙相談など、禁煙希望者に対する支援を行います。
子どもの受動喫煙を防止するため、分煙を呼びかけます。

5・アルコール

アルコールが健康に及ぼす影響について学び、節度ある適度な飲酒を心がけましょう
節度ある適度な飲酒を心がけましょう。
未成年者が好奇心で飲酒したりすることがないよう、周囲の大人が気を配り、絶対にお酒を子どもにすすめないようにしましょう。
アルコールが健康に及ぼす影響について知識を提供します。
アルコールについての相談窓口の情報を提供します。

6・歯の健康

むし歯や歯周病予防につとめ、生涯にわたって自分の歯を20本以上保つことをめざしましょう
乳幼児期から歯みがきをするなど、歯の健康づくりを行い、むし歯のない子どもを増やしましょう。
むし歯予防、歯周病予防につとめ、自分の歯を20本以上保ちましょう。
自分の歯の健康状態を知り、適切に歯医者さんに行きましょう。
歯垢除去やブラッシング指導を受けるために、歯科検診を定期的に受けましょう。
新たに、「妊婦歯科健康診査」を実施します。
「幼児歯科健診」や「定期歯科検診」をさらにPRします。
正しい歯みがき習慣が身につくよう、健康教育を充実させます。

7・糖尿病・循環器病・がん

生活習慣を改善し、糖尿病や脳卒中、心臓病、がんを予防しましょう。がん検診や健康診査の受診で病気の早期発見につとめましょう
若いうちから、食生活や喫煙、飲酒などの生活習慣を見直し、健康に気をつけましょう。
がん検診や健康診査を年に1回受診しましょう。
がん検診、健康診査の受診率向上につとめます。
退職者を対象とした健康教育や健康相談を行います。
20代〜30代の人に生活習慣病について積極的に情報提供し、若い世代から健康意識を高めます。

2010年到達目標値

市民が取り組む具体的な個別目標の達成に向けて、市民アンケートで調べた「現状値」をもとに、これからめざす「目標値」を設定しています。
 目標に向かって、みんなでがんばりましょう。

禁煙・分煙をすすめよう

 5月1日に「健康増進法」が施行されました。
 この法律の第25条では、多くの人が利用する施設の管理者は利用者の受動喫煙を防止するようにつとめなければならないとされています。受動喫煙とは、室内などで、たばこを吸う人の周囲で煙を吸い込んでしまうことです。
 事業所や公共の場などでは、禁煙や分煙などの受動喫煙防止対策を進めましょう

健康づくりは仲間づくりから

嘉藤晋作さん
(運動推進協議会委員)

 週に1度、市立体育館に集まって軽スポーツを行っているサークルが「グリーンスポーツ倶楽部」です。
 高校の教諭時代に、生徒の動く姿を見ながら「退職した人たちは家で何をしているんだろう」と気になっていて、退職と同時に友人に声をかけ、平成8年にこのサークルを作りました。「楽しい」「体力がついた」「人を覚えた」と好評で、現在の会員は50代から80代まで150人です。
 みんなで楽しみながら運動をすると、体を動かすのが苦にならないし、気心の知れた仲間と大声で笑ったりおしゃべりしたりすることで、筋肉も頭も両方が刺激されるようです。よく笑う、よくしゃべるというのは、健康にもとても大切なことです。
 家でどうすればいいのかわからないでいる人は、たくさんいると思います。公民館やコミセンなどの施設を利用して、このような集まりが各地域で立ち上がってくれるといいですね。


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