2003年6月13日号

ごみのダイエットはじめよう!

 ふだん、何気なく捨てているごみ。生活が快適になるにつれて、ごみの量も年々増えています。
 でも、私たち一人ひとりのちょっとした努力で、簡単にごみの減量ができます。上手に捨てて、環境に配慮。さあ、ごみのダイエット作戦を始めませんか!



ごみの総量は増加傾向にあり!

 秋田市環境基本計画では、ごみ減量のため、平成二十二年度まで左表の目標値を達成することにしています。
 ごみ総量に占める資源化物の割合であるリサイクル率は、溶融炉の稼働により三三・九パーセントと、秋田市は全国的にみても高いレベルにあります。
 しかし、このところごみ総量は増える傾向にあり、平成十四年度は十六万六千トンと、目標値を一万二千トンも上回っています。市民一人が一日に出すごみの量も六百六十四グラムと、目標値を百?上回っています。


1人1日100グラム減らせば…

 秋田市が一年間に処理したごみの七割は「家庭ごみ」で、その内訳は、重量の約半分が水分、約四分の一を紙類が占めています(左ページのグラフ)。
 出されたごみに水分が多いと、溶融炉でコークスなどの補助燃料が多く必要になります。ごみの中の水分を減らすことは、ごみ処理経費のうえでも、とても重要なことなのです。
 ごみの減量を進めるためのポイントは、(1)ごみの水分を減らし、(2)紙類の分別をしっかりやる〜ことです。  
 減量目標である、一日ごみ百グラムは、新聞紙五枚、Tシャツ一枚、バナナの皮二枚、食品トレー二十枚などが目安です。

年4億円の節約!

 平成十四年度の市のごみ処理経費は約五十三億円で、一世帯当たり年間約四万三千円、一人当たり年間約一万七千円かかっています。
 一人一日百グラムのごみを減らせば、市民全員が一年間で減量するごみは、約四億円分の処理経費になります。
 一人ひとりがごみを出さないちょっとした工夫をすれば、できそうな気もしますが、さてどうでしょう。

実践しようごみダイエット!

水と紙がポイント!

生ごみの水分をダイエット

・水切り袋などに入れたままよくしぼり、水を切る
 (しぼることで、約1割の水が抜けます)
・スイカの皮などは、細かく切るだけ水分が少なくなります
・生ごみ処理機などを利用し、なるべく生ごみを出さない

紙類の分別でダイエット

・包み紙はたたんで、ダイレクトメールなどは中身をそのまま雑誌などにはさんで出す。封筒も、プラスチック類を取り除き、一緒に出します
・レシートやメモ書きなどの細かな紙類は、大きめの封筒に保管後、雑誌などと一緒に出す
・小型の紙箱は、開いてビニール類を取り除き、紙ひもでまとめて出す

「環境貯金箱作戦」検討中!

 市ではいま、「環境貯金箱」を作って、ごみ減量によって節約できた経費を実際に貯金して、まちの美化などに還元する事業を考えています。市民のみなさんの取り組みの成果をお金でも実感できるようにする企画です。来年度から実施する予定ですのでお楽しみに!

ごみ減量キャンペーンにおいでよ!

とき/6月29日(日)午後4時〜6時
ところ/秋田生鮮市場保戸野店
内容/●生ごみ水切り体験●古紙の分別挑戦 など

 市では、ごみ減量作戦第1弾として、「ごみ減量キャンペーン」を開催します。スイカやメロンの皮を使った、生ごみ水切り体験や、古紙の分別チャレンジなど楽しい企画満載! プレゼントもあります。家族みんなで、ごみの減量にチャレンジしてみませんか!

●問い合わせ 環境企画課tel(863)6632

「家庭用電気生ごみ処理機」購入費の一部を補助

補助対象/市内にお住まいで、家庭用電気生ごみ処理機の購入を予定しているかたで、以前に補助を受けていないかた
※補助を受けたかたからは、使用状況などのアンケートをいただき、今後の生ごみ減量とリサイクル対策の参考とさせていただきます。

補助金額/1世帯1台で、25,000円を限度に、購入費の2分の1(100円未満切り捨て)を補助します。2世帯以上の同居の場合も1世帯とします

募集台数/60台程度(応募多数の場合は抽選となります)

申し込み/下記の記載例のとおり、便せんなどに必要事項を記入・押印のうえ、6月20日(金)まで、〒011−0904 秋田市寺内蛭根三丁目24番3号 廃棄物対策課へ封書で郵送してください。
 補助金交付は、6月下旬にお知らせします。通知を受ける前に購入した場合は無効となります。


●問い合わせ 廃棄物対策課tel866(2943)


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