2004年7月9日号

市長ほっとコラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。

就任三年 大いなる節目の年に

市長●佐竹敬久

 月日が経つのは早いもので、市長に就任させていただいてから丸三年が過ぎ、任期最後の四年目を迎えました。
 この三年間にさまざまな会合や集会、あるいはイベントなどを通じて、多くの市民の皆さんにお会いし、またお話を直接聞き、励ましをいただきながら何とか市長職を努めてきました。
 もちろん、三年間の市政運営に対する評価は、「ダメ」から「まあまあ」まで幅広いことと思います。
 この三年間を振り返ってみますと、就任直後の一年目は、市民の皆様に対する職員の明るく丁寧な接し方、問題意識の持ち方、事業発注の透明化、情報公開の拡大など、おもに市役所の内部改革に力を入れました。
 二年目は、激しく変化する内外情勢に適応しながら本市の発展をはか るために、第十次秋田市総合計画を「しあわせ実感・緑の健康文化都市」という基本理念の計画に改訂しました。
 同時に、厳しい財政環境のもとでも、市民のしあわせを実現する総合計画の実行を確かなものにするため、コスト意識の徹底や現場の意見を反映させる予算編成システム、事業評価制度の導入など、本市の行財政システムの改革に取り組みました。
 任期の折り返し点となる三年目は、一年目、二年目に重点的に取り組んだ内部改革の成果を土台として、市勢の発展につながる積極的な市政展開に舵を転ずることにしました。
 最も大きなものは、河辺町・雄和町との合併で、来る十二日には来年一月十一日の合併施行に向け、三市町の合併協定の調印式が行われます。
 合併という数十年に一度の大仕事が比較的スムーズに運んだのは、多くの市民の皆様の温かい理解や、本市議会の高い見識での判断、加えて市役所職員一丸となった仕事ぶりによるもので深く感謝しています。
 また、たびたび本広報でも取り上げていますが、今年は初代秋田藩主佐竹義宣公が現在の千秋公園となる久保田城に入り、秋田市の原形となった町割りを始めてから四百年目、建都四百年の年にあたります。
 春のステージから夏のステージへと変わり、今月三十一日の前夜祭、八月一日の記念式典と続きます。
 さらに、この十六日には秋田駅東口の秋田拠点センター・アルヴェがオープンし、市民協働の拠点として市民の皆様に多様な機能を提供できるようになります。
 大事業が重なる大いなる節目の年であればこそ、新生秋田市の希望に満ちた前進に向かって、いささか力不足ではありますが、これから一年間新たな覚悟で市政に取り組みます。

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