2004年9月10日号

郷土で協働(3)


ふれあい元気教室
住民同士の交流の場を演出しています

 地域住民の交流をはぐくむ分野でも市民協働の取り組みが始まっています。地域の高齢者が集まってなごやかな時間を過ごしている「ふれあい元気教室」。
 泉地区では地域の人たちが自分たちで企画・運営し、毎月楽しい教室を開いています。


地域住民の“特効薬”

 「ふれあい元気教室」は、ひとり暮らしや外出する機会が少ない高齢者のかたがたを対象に、港北、土崎、上北手、明徳、四ツ小屋など市内十地区で毎月一回開かれている催しです。食事と健康に関する講話や運動、レクリエーションなどをみんなで楽しみ、参加した人たちの心と体がいっぺんに元気になる、地域住民の特効薬のような存在になっています。

住民主導型に発展

 この教室は当初、保健所が主催する行事を地区のみなさんに手伝ってもらう形で始めましたが、最近その方式が変わってきた所もあります。
 泉地区では、今年度から地区の人たちが、企画から運営まですべてを取り仕切ってこの教室を開いています。これまでの三年間は、保健所の担当者と一緒に行ってきましたが、今年からそれを住民主導に発展させました。
 泉地区での取り組みは、泉地区社会福祉協議会が運営員を公募することからスタート。運営員は五十〜七十歳代のかた約二十人が集まり、市や地区の経験者から助言を得ながら、年間スケジュールを作りました。
 日ごろから参加者をよく理解している運営員のみなさんが企画・運営する教室は、参加者の立場になって考えられていて、内容もたいへん充実。月一回の開催日を心待ちにしている人が大勢います。
 八月五日には、福祉複合施設・ウェルビューいずみで、小物づくりに挑戦したり、施設内にある保育園の子どもたちとのふれあいを楽しんだりしました。


みんなの笑顔を糧に

 参加者や地域の人たちの笑顔と笑い声が広がる「ふれあい元気教室」。泉ふれあい元気教室運営員の糟谷開子さんは、「今日の催しはとても楽しかったよ! という参加者のみなさんの心からの笑顔が、何よりもうれしいですね。これを励みにがんばっています」と話してくれました。
 地域住民が中心となって開催している「ふれあい元気教室」は、泉地区のほか御所野、新屋、将軍野の各地区でも行っています。
 地域の仲間同士でちょっとだけ汗を流して、こういった交流の場が増えていくといいですね。
※泉地区「ふれあい元気教室」の様子は市政テレビ5分番組でも9月29日(水)、10月2日(土)に放送します。



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