2004年11月12日号

郷土で協働(5)


しあわせ実感男女フォーラム実行委員会
みんなが楽しめる有意義なイベントに

 明日十三日の土曜日、文化会館で開かれる「しあわせ実感男女フォーラム」。市が主催するこの催しは、その企画段階から、実行委員の市民のみなさんの手で準備が進められてきました。誰もが生きやすい社会の実現のため、ここにも市民パワーは欠かせません。


手づくりフォーラム

「しあわせ実感男女フォーラム」は、「男女共生=市民共生」の社会を考えるきっかけにしてもらおうと、今年で十四回目となる催しです。今年は、俳優の東ちづるさんの講演、映画鑑賞、さまざまなワークショップなどで楽しんでいただくことにしています(詳しくは広報あきた十月二十二日号)。
 このフォーラムの内容は、公募で集まった市民のみなさんが中心となって企画したものです。
 実行委員は男性三人、女性四人の計七人。年齢は二十代〜五十代と幅広く、職業も学生や主婦、会社勤めの人などさまざまです。

熱をおびた議論

 フォーラムの準備は六月から開始。月に一〜二回集まり、講師や映画の選定、テーマの決定、ポスターの作成などに取り組みました。年齢も職業も違う委員が、さまざまな立場や目線で意見を述べ合い、予定の時間があっという間に過ぎるほど熱を帯びた議論がフォーラム直前まで続きました。
 今年のテーマは「ありのままに〜自分らしく、あなたらしく〜」。実行委員長の折原和子さんは、「市から言われるままではなく、私たち実行委員が参加者の気持ちになって、誰もが楽しめるフォーラムにしようと頑張っています。このフォーラムが、男女共生について考えるきっかけになってくれたらうれしいですね」と話してくれました。


ともに生きるために

 「男女共生社会」とは、性別や年齢、障害、国籍にかかわらず、すべての人が尊重され、お互いに支え合い、ともに生きる社会のこと。つまりは「市民共生」ということであり、すべての人たちを視野に入れた形で事業を進めています。
 秋田市では、この「男女共生=市民共生」を実現していくため、市民と協働でこういったフォーラムを開いているほか、啓発資料を発行したり、出張講座を開催したりしています。
 まずは、私たち一人ひとりが、家庭や学校、職場、地域社会などで、「男だから、女だから、こうしなければいけない」という考えに縛られないこと、そして、お互いを認め、相手を思いやることが第一歩です。
 十三日の土曜日は、文化会館のフォーラムに行ってみませんか? 新しい発見が何かあるかも…。



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