2004年11月26日号

エコアちゃんの環境貯金箱作戦進行中!

ごみを減らした成果をお金でお知らせする「環境貯金箱作戦」。四月にこの作戦をスタートしてから八か月目になりました。貯金はどのくらいたまったか、作戦の進み具合をチェックしてみましょう。

●問い合わせ
環境企画課 〒011-0904寺内蛭根三丁目24-3
tel(863)6632 ファクス(863)6630
Eメール ro-evrc@city.akita.akita.jp

ごみ1トン減れば1,154円の環境貯金

 ごみ処理には毎年四十億円ほどの経費がかかっています。この環境貯金箱作戦は、市民一人ひとりがごみを減らすことによって、ごみ処理経費を節約し、節約したお金を環境のために有効活用しようというものです。
 ごみを減らすことで、ごみ処理に伴う二酸化炭素の発生を抑え、地球温暖化の防止にもつながります。
 対象となるのは、各家庭や事業所から出る家庭ごみと粗大ごみ。総合環境センターのごみ焼却炉に運ばれてくるこれらのごみが減れば、その分、処理経費も減り、貯金箱にお金がたまっていく仕組みです。
 ごみの量は平成十四年度の月ごとの量を基準にし、それと比べて増えたか減ったかで、貯金の額を計算しています。ちなみに、ごみを一トン減らすと、千百五十四円が貯金箱に入る計算となっています。

10月でようやく持ち直す

 今年度は、四千トンのごみを減量し、四百六十万円を環境貯金箱に貯めるのが目標です。
 四月、五月は順調に作戦が進んだものの、夏になると、なかなか貯金できない状態が続きました。気温が高い夏は、食べ物が傷むのが早いため、生ごみが出やすく、ごみが増えがち。それに加え、今年の夏は例年よりも台風が多く、木の枝などのごみが増えました。また、ごみの量は重さで量っていますが、雨の日が多いとごみが濡れて、その水分の重さが影響する場合もあります。
 貯金額が持ち直したのは十月。一気に百六十万円以上、貯金を増やすことができました。なぜごみが減ったのか、はっきりはわかりませんが、市民のみなさんのごみ減量意識が定着してきていることは確かです。今年の十月は十四年の十月と比べ、ごみの量が千五百トンも少ない、うれしい結果となりました。この調子でがんばりましょう!

ごみ減量は冬が頑張りどころ

 十月に貯金が増えたといっても、まだ目標額の半分以下です。目標を達成するためには、あと五か月で約二千トンのごみを減らさなければなりません。
 冬は例年ごみの量が減る時期。これからが頑張りどころです。いつもの生活に何かひとつ、ごみを減らす行動をプラスしてみましょう。

貯金の使いみち、考えてください

 一年間で環境貯金箱にたまったお金の使いみちは、市民のみなさんからアイデアを募集し、有効活用します。秋田市の環境をもっとよくするようなアイデアをお寄せください。
 いい考えが浮かんだら、環境貯金箱に備え付けの用紙にその内容や意見を書いて、環境貯金箱のご意見投入口に入れてください。ファクスや郵送、メールで環境企画課へ送っていただいても結構です。楽しいアイデアをお待ちしています。


 毎月のごみの量と節約されたごみ処理経費「環境貯金」は、市役所一階ホールと総合環境センターにある環境貯金箱に掲示しているほか、広報あきたでもお知らせしています。


お見せします
e-市民・荻原さん家(ち)のごみ減量作戦


 秋田市では、省エネ、ごみ減量など環境にやさしい行動に取り組んでいるご家庭を「e-市民」に認定しています。
 荻原雪子さん(御野場)のお宅は、八月の一か月間、節電に取り組んで初級コースを修了しました。現在は、ごみ減量などに六か月間取り組む中級コースに挑戦中です。
 荻原家で家庭ごみの収集日に出す量は、一度に大体1〜1.5キロ。四人家族にしてはとっても少なめだと思いませんか? ごみを減らすために、家族ぐるみでこんなことに取り組んでいます。
 ほかにも、にんじんや大根は皮まで料理に使うなど、ごみを出さない工夫がいろいろ。最近は、服や雑貨のフリーマーケットにも挑戦してみたそうです。
 「ちょっとしたことなので、慣れてしまえば面倒じゃないですよ。でも、自分の家のごみが多いか少ないかって、自分ではわからないですよね。e-市民に応募すると、報告したごみの量を判定してもらえるので、わが家の減量の成果をみるいい機会にもなってます」と荻原さん。
 自分の出しているごみの量が気になるというかた、e-市民への応募もいいかも。

●紙袋を紙専用のごみ箱に

台所や部屋の隅に紙袋を置いておきます。菓子箱やメモ紙など、紙類は全部、紙袋の中にポイッ。いっぱいになったら紙ひもで十字に縛って、新聞紙などと一緒に資源化物へ。

●ごみの重さを量る

ごみを持って体重計に乗り、ごみの重さを測定。ごみの収集日と重さはカレンダーにチェックしています。いつもより重いときは、その理由を考えてみます。ごみの量を気にするようになると、自然にごみが減ってきます。

●買い物にはマイバックを持っていく

レジ袋をもらわずにスタンプをためると景品と交換してくれるスーパーもあって、一石二鳥。

あなたもできる!実践編
1人1日100グラム!


 市民全員が1人1日100グラムのごみを減らせば、32万市民で1か月間に約900トンの減量が可能なはず。金額にして月に約100万円です!
 ごみ100グラムは、新聞紙5枚、バナナの皮2枚、Tシャツ1枚、たまご2個…。
 ひとりひとりが少しずつ減らせばいいんです。12月もみんなでがんばってみましょう! 12月の貯金額は2月の広報で発表します。
 増やすか、減らすか…やりやすいことから始めてみませんか!

ごみを減らす あの手この手

●茶殻・コーヒー殻・果物の皮などを乾かす

日光で乾燥させれば、重さが4分の1に減ります

●食品の白色トレイはスーパーマーケットなどの回収箱へ


●食べ残しをしない

家庭での食べ残しや廃棄は、全国平均で1人1日あたり56.5グラム。食事は食べきれる分だけ作り、食べ残しをしないようにしましょう。

●過剰な包装は断りましょう


●詰め替え商品を買いましょう

使い捨て商品を避け、できるだけ詰め替え商品を選びましょう。

●ものの買い過ぎに注意!

本当に必要かどうか、考えてから買いましょう。めったに使わない物は、借りることも考えましょう。

●生ごみの堆肥化

生ごみ処理機やコンポスト容器(*)などを使って、庭や畑の堆肥づくりにチャレンジ!
*コンポスト容器…大きめのポリバケツを逆さにしたような形の容器で、庭などに置き、生ごみと土を混ぜて入れておき、堆肥化します

●不用品はリサイクルショップやフリーマーケットへ


あなたも e-市民

 ご家庭で省エネ、ごみ減量を実践し、環境部に状況を報告していただきます。
 認定者には、ごみ減量や省エネについてのアドバイスをするほか、認定証とエコアちゃんグッズをさしあげます。どしどしご応募ください。
★初級コース 環境にやさしい行動を1項目以上、1か月取り組み、報告します。
★中・上級コース 環境にやさしい行動を1項目以上、6か月取り組み、2か月ごとに報告。上級はさらに6か月継続。
●問い合わせ 環境企画課tel(863)6632

環境貯金箱作戦キャンペーンで
1,800人に聞きました!


 6月から11月まで、市内のスーパーマーケットやイベントなどで、ごみ減量を呼びかける「環境貯金箱作戦キャンペーン」を13回行いました。その会場で約1,800人のかたからいただいたアンケート。
 みなさんのご家庭では、どのくらいごみを減らす取り組みが進んでいるでしょうか。

Q ・生ごみは、どのようにして捨てていますか?

ほとんどのかたがきちんと水気をきって捨ててくれているようです。最後のもうひとしぼりを、よろしく。

Q ・包装紙や紙類などを分別していますか?

紙類の分別をさらに徹底すれば、ごみはまだまだ減らせます。ティッシュや汚れた紙以外は資源化物に出しましょう。

Q ・ごみを減らすために取り組んでいることは何ですか?

いろんな減量作戦ありますね! ご協力ありがとうございます。

Q ・ごみ減量で節約したお金をどのようなことに使ったらよいと思いますか?

境貯金の使いみちのアイデア募集中です!


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