2004年11月26日号

みんなで考えよう!
子育ち、子育て、秋田(まち)育ち

次世代育成支援行動計画策定中!

子どもは“社会の宝”…。
その子どもたちのために、そして、秋田の未来のために、新しい計画の策定を進めています。



急速な少子化へ対応

 これまで、少子化のおもな要因といわれてきたのは「晩婚化」「未婚化」ということでした。しかし、平成十四年に発表された「日本の将来推計人口」によって、「夫婦の出生力そのものの低下」ということが新たに指摘され、このままでは、少子化がなお一層進行していくと予想されています。
 このため、国では、少子化の進行へより集中的に対応していくため、平成十五年七月に「次世代育成支援対策推進法」(平成二十六年度までの時限立法)を制定。各自治体と従業員三百人を超える企業に、平成十六年度中に今後十年間の「行動計画」を策定することを義務づけました。
 これを受けて秋田市では、次代を担う子どもたちがすこやかに生まれ、育つ社会をめざし、現在の「エンゼルプラン」を発展させ、「次世代育成支援行動計画」を策定することにしました。

5つのキーワードで

 「エンゼルプラン」は、「仕事と子育ての両立支援」を中心とした内容でしたが、「次世代育成支援行動計画」では、左ページ上図のように、「社会全体での対応」を考えていくことになります。
 秋田市では、この中からキーワードを見つけ、それぞれのキーワードごとに施策や事業を行っていくことにしています。

ご意見をお願いします

 このキーワードごとに、市民のみなさんがどのようなことを感じているのかお聞きする機会として、十二月十八日(土)、文化会館で「次世代を考えるフォーラム」を開催します(左参照)。基調講演には「子どもの権利」についての日本の第一人者、森田ゆりさんも登場。堅苦しくない意見交換の場ですので、お気軽にご参加ください。  
 なお、計画策定に関する資料は、市のホームページでご覧いただけます。みなさんからのご意見・ご要望をお待ちしています。
 子どもたちがすこやかに生まれ育つことは、秋田の未来、日本の未来、世界の未来にとって、とても大切なことです。次代を担う子どもたちのために、どのような取り組みが必要なのかを、一緒に考えましょう。
●問い合わせ
児童家庭課tel(866)2094 FAX(866)2465
http://www.city.akita.akita.jp/city/wf/ch/

生まれてくる子ども 1.13ショック!?

 第1次ベビーブームだった昭和24年、日本の合計特殊出生率は4.32でした。その後、数値は大きく下降し、第2次ベビーブームでいったん持ち直したものの、平成元年には1.57にまで低下。それまで最低だった昭和41年の゛ひのえうま゛の1.58よりも下回ったため「1.57ショック」ということばが生まれました。 
 以来、「少子化」は深刻な社会問題としてとりあげられていますが、その傾向に歯止めはかからず、特に秋田市では常に全国平均を下回る数値で推移し、平成15年には1.13まで落ち込んでいます。
●合計特殊出生率=1人の女性が生涯に何人の子どもを生むかを示した数値。人口が増えも減りもしない均衡状態の数値は2.08とされています

お気軽に直接会場へどうぞ!
次世代を考えるフォーラム

とき/12月18日(土)午後1時〜4時
ところ/文化会館 大会議室
●先着250人 無料

第1部 基調講演

講師 森田ゆりさん
「子どもの“気持ち”について」〜あなたが守る あなたの心・あなたのからだ〜
 子どもの幸せを第一に、子どもの利益が最大限に尊重されるよう、わたしたち大人は何をするべきなのでしょうか…
《森田さんのプロフィール》
 早稲田大学卒業後、アメリカの大学院へ。北米に21年間居住。日米両国で、子どもの虐待、性暴力、家庭内暴力などの人権問題をテーマに活動中。兵庫県西宮市在住。
●おもな著書…「気持ちの本」「新・子どもの虐待」「聖なる魂」「エンパワメントと人権〜心の力のみなもとへ〜」など

第2部ワークショップ

「次世代はどうあるべきか」〜秋田市次世代育成支援行動計画への提言〜
 「からだ」「こころ」「くらし」「あきた」「みらい」の5つのテーマごとに、どんなことを「行動計画」に盛り込んだらいいのかをみんなで考えてみませんか。
(託児室もご利用できます)
●フォーラムの問い合わせ
福祉総務課tel(866)2090


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