2004年12月10日号

郷土で協働(6)


地域の除排雪に参加と協力を!
冬のあきたはみんなが主役!!

 今年も、手ごわい冬将軍がやってくる季節になりました。みなさん、冬支度は万全ですか。
 秋田市では、冬の暮らしを快適に保つため、行政と市民、企業が三位一体となって、道路の除排雪作業に取り組んでいきます。


どうしたらいいか…

 秋田市が除雪を行う道路の総延長は、一五五〇キロ。この距離を、市と委託業者が協力し、除雪作業にあたります。
 市民のみなさんには、除雪車が通った後にたまる玄関先や車庫前の雪の処理をお願いしています。しかし、昨年は「除雪車がいつ来るのか分からないため、玄関先や車庫前の雪寄せに対応できない」「もっと早めに除雪してほしい」と言った意見や要望が多く寄せられました。
 市では、みなさんの意見を参考に、地域に除雪車の出動日を知らせるための連絡網や、地域ごとにまとまった行動をおこせる体制を整える必要があると考えています。そんな中、地域の人たちが中心となって除排雪作業に取り組み、ほかの地域のモデルとなっているところもあります。

地域の力が一つに

 広面の山崎団地町内会では昨年十二月、町内の除雪や高齢者世帯への除雪協力などを活動内容に盛り込んだ「自主防災組織」を設置し、昨シーズンは四回の除雪活動を行いました。
 昨年の町内会長・木谷昇さんは「組織を立ち上げたことで、市から直接除雪の連絡が入るようになりました。また、雪の多い日は、こちらから市に除雪のお願いをしたり、地域をあげて雪寄せに取り組むこともできました。今シーズンもこの活動は続けていきたい」と、この冬も準備万全の様子。
 また、新屋北浜町の一部の班では、二月に市から排雪用のダンプを借りて小路の雪寄せに汗を流しました。班長の遠藤不二彦さんは「昨シーズンの雪寄せには、班内のほとんどの世帯が参加してくれてうれしかった。今シーズンは雪の状況を見ながら、ほかの班にも呼びかけて、今まで以上に取り組みたい」と話します。


まちにもっと関心を

 秋田市では、こうした地域が増えるよう、各地に出向いて市の除排雪対策の現状をPRしています。みなさんの意見や要望に耳を傾け、除雪について同じ目線で一緒に考えていきたいと思っています。いま必要なのは、積極的に意見を出し合い、満足感や達成感にもつながるような除排雪対策を、行政・市民・企業が一体となって作り上げていくことです。
 今年も、行政と市民、企業のパートナーシップで、雪国あきたを快適に過ごしましょう。



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