2005年3月1日号

秋田市の老人保健医療費は291億円
みんなで支える医療費
有効に使いましょう


 秋田市の65歳以上の人口は6万人を超え、市民のほぼ5人に1人が高齢者と呼ばれる状況になってきました。
 おもに70歳以上のかたが受給している老人保健医療制度の医療費も、年々増加し続けています。秋田市では、どのくらいの医療費が使われているのかみてみましょう。

<老人保健の対象者>
■昭和7年9月30日以前に生まれたかた
■65歳以上で一定の障害のあるかた

 平成15年度の老人保健医療費は約291億円で、前年度より11億円増えました(グラフ1)。一人当たりにすると年に75万7千円かかった計算となり、これは前年度より5万8千円増えています。
 またその使われかたをみると、入院費用が医療費全体の5割以上を占めています(グラフ3)。
 老人保健医療費は、自己負担分(1割または2割)以外の部分を、各種健康保険からの拠出金(支払基金)や国、県、市の負担金(税金)などでまかなっています(グラフ2)。
 老人保健医療費は、国民全体で支えているのです。医療費を有効に使うため、一人ひとりが、病気の予防や健康づくりに取り組み、次のことを心がけましょう。
●病気の早期発見と早期治療を心がけましょう
●かかりつけのお医者さんを持ちましょう
●お医者さんを信頼し、指示をよく守り、同じ病気で複数のお医者さんにかかるのはやめましょう
●薬は、お医者さんの指示どおり正しく服用しましょう
問い合わせ
障害福祉課医療福祉室 老人・福祉医療担当
電話(866)2513 ファクス(863)6362


※数値は合併前の秋田市分です。

 お医者さんにかかるときは、健康保険証と老人保健の医療受給者証を必ず持っていきましょう

老人保健医療制度の高額医療費

 老人保健医療制度では一か月の医療費の自己負担限度額が決められています(左表)。入院や通院で一か月に支払った医療費が自己負担限度額を超えた場合は、超えた額が、すでに提出していただいている「老人保健高額医療費支給申請書」でお届けの預金口座に、後日振り込まれます。障害福祉課に直接申請においでになる必要はありません。
 ただし、入院に関しては医療費の支払いの負担を軽くするために、支払額が限度額を超えないしくみになっています。一か月の医療費(食事代、パジャマ代は除く)の支払いが入院のみであれば還付されません。
 一か月の医療費は、病院・診療所・歯科の区別はなく、薬局での負担金も合算します。

医療費の自己負担割合と1か月の自己負担限度額

※1…老保該当者および同一世帯の70歳以上の高齢者で、市民税の課税標準額が124万円以上のかたが1人でもいる世帯のかた。ただし、70歳以上のかたが2人以上の世帯で年収637万円未満、単独世帯で年収450万円未満の場合は1割負担
※2…世帯員全員が市民税非課税の世帯
※3…所得が0円の世帯(例:年金収入のみの場合…単独世帯で年収約65万円以下、夫婦2人世帯では年収約130万円以下)


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