2005年4月1日号

スギッチ情報局・あれは44年前…


 昭和36年の秋田国体が縁で今も他県の人と交流があるかたの思い出を紹介します。“まごころ”がいっぱいつまったあなたのお話を聞かせてください。
国体局総務企画課tel(866)2830

民泊の思い出をつなぐ四十四枚の年賀状

石川英子さん(84歳・千秋)

 昭和三十六年の秋田国体は別名“民泊”国体とも呼ばれ、六日間の大会期間中、参加した選手や役員の半分以上の七千人あまりが一般の民家に宿泊しました。
 石川さんのお宅はその中の一軒です。北海道代表の女子陸上競技選手三人が滞在しました。石川さんは、秋田北高校を会場に行われた民泊家庭の料理講習にも参加して、そこで覚えたホイル焼きなどの料理をふるまい、選手たちをもてなしたそうです。
 「近くのお宅に同じ北海道の男子選手が泊まっていたんですけど、なぜか夕食を食べ終わると、うちに集まって来るんです。いつも五、六人はいて、とってもにぎやかでしたよ。うちの子どもたちと遊んでくれたりもしました」と当時のことを思い出してくれました。当時中学生だった娘さんは、八橋の競技場へ行って、この北海道の選手たちを一生懸命応援したそうです。
 石川さんはこのとき毎晩のように遊びに来ていた選手の一人、北海道に住む秋場春男さんと、今も年賀状を交換し続けています。
 「秋場さんからは四十四年間途切れることなく年賀状をいただいています。うれしいですね。実は夕べ初めて、思い切って電話してみたんです。当時十代だった秋場さんが六十代になってましたけど、お互い懐かしくて随分話が弾みました。いつも年賀状にも遊びにきてくださいって書いてあるんです。今度、北海道に行くことがあったら、ぜひ連絡してみたいですね」とうれしそうに話してくれました。
 料理や洗濯など、選手の身の回りを精一杯サポートした前回の秋田国体。ちょっぴり心残りなのは一度も競技場に行けなかったこと。今度は「できれば会場に見に行きたい」と、再来年の大会を楽しみにしています。

記念の手ぬぐいを手に微笑む石川さん
民泊家庭に配られた記念の風呂敷と、秋田音頭の手ぬぐい。
「第16回秋田国体」の文字が見えます。

2007年 秋田わか杉国体
888日前イベントへGO!

と き/4月24日(日)午前11時
ところ/アルヴェ2階多目的ホール
●スギッチと子どもたちが秋田市で開催する11競技を紹介
●カウントダウンボードの点灯式 ●山王中吹奏楽部の演奏
●来場者にはスギッチグッズをプレゼント
 平成19年9月29日から開催される「秋田わか杉国体」。4月24日(日)は、その開会のちょうど888日前にあたります。この「8」が3つそろう日を記念してカウントダウンイベントを開催します。入場無料。直接会場へどうぞ。
 さあ、再来年の国体に向かって、みんなでカウントダウンだ!


■リーフレットを作成

 国体開催をPRするリーフレットを作成しました。秋田市で開催される11競技を紹介しています。
 市役所1階の市民相談室や、土崎・新屋支所、各コミュニティーセンターなど、市の公共施設に設置していますので、ぜひご覧ください。
●問い合わせ
国体局総務企画課tel(866)2830


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