2005年7月1日号

市長ほっとコラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。

一週間の勉強

市長●佐竹敬久

 先般の市長選挙では、再び市民の皆さまのご支持により二期目をつとめさせていただくことになりました。
 皆さまのあたたかいお気持ちに触れるとともに、時代の大変換期の市政執行の責任者として、その重責を受けとめ、これからも、まじめに、正直に、そして丁寧に市長職をつとめてまいる覚悟です。
 さて、一週間の選挙運動期間中、選挙カーのスピーカーからうるさい声を発し、また交通の妨げになるなど、市民の皆さまにご迷惑をおかけしたことをおわび申しあげます。
 もっと静かに公約を訴えるとか別の方法があるのでは、というご意見もありますが、現行の選挙制度の制約や市域の広さ、さらには費用の面からも、なかなか他のよい方法は思い浮かばないのが現実ですので、あしからずご理解をお願いします。
 一方で候補者にとっては、駆け足であっても市内全域を駆けめぐることで、さまざまなものを直接目にすることや、短い時間であっても市民から直に要望を聞くことができるまたとない機会になります。
 このような中で、今回特に印象に残ったことを幾つかあげてみます。
 まず、身近な居住環境に関すること、たとえば除雪の仕方やごみ収集時間の短縮、生活道路の整備など日常の生活環境上の要望が多いように感じました。また高齢のかたからはお孫さんの地元就職など雇用問題へのお話を多く聞き、いわゆる大きな政策・事業を大上段にとらえる向きは少ないように感じられました。
 住宅街では街区公園の緑、神社仏閣では境内の美しさなどを再認識するとともに、そこで安らぐ多くの市民の姿を目にしました。また暑い中、公共エリアの清掃・美化に熱心に取り組むボランティアのかたがたや、最寄りの地域のグラウンドや広場で汗を流す多くの市民の姿に感動を覚えました。
 公民館やコミセンの前を通ると、文化サークル活動が花盛りという様子が雰囲気として伝わってきました。
 加えて農村部に広がる広大な農地や美しい山河を目にし、選挙で高ぶった心に落ち着きを取り戻すとともに、一方では新しい住宅街のしゃれたデザインの新築家屋や、二〜三台分が普通になりつつある駐車スペース、四年前に比べ大幅に増加したヨーロッパ製の高性能の小型乗用車には驚きを禁じ得ませんでした。
 あっという間でしたが、あらためて秋田市は緑あふれる美しい都市、奥の深い市民文化のまち、という感を強くするとともに、おおいに勉強になった貴重な一週間でした。 

川尻総社神社境内での朝市



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