2005年7月1日号

平成17年度秋田市文化選奨


●問い合わせ 文化振興室tel(866)2246


 秋田市文化選奨は、学術・芸術の分野で前年度に優れた作品を発表し、市民文化の発展に貢献したかたに贈られます。今年度の受賞者は、次のみなさんに決まりました。表彰式は七月二十一日(木)午後四時から秋田ビューホテルで行います。


長唄“鏡獅子”
花柳たけ日女さん(広面・33歳)本名:中田舞子

 長唄「鏡獅子」は日本舞踊の代表的作品であり、高い技量が要求されます。花柳 日女は、前半と後半の静から動への対照的な変化を、優美にそして厳格に舞い分けて、高い評価を得ました。

ソプラノリサイタル“美しくも熱き、オペラの女たち”
長谷川留美子さん(御野場・46歳)

 天性として持っている美しい声と音楽性に加え、イタリア留学と大学の研究で習得した歌唱力が見事に発揮され、多くの音楽愛好者や専門家から高い評価を得ました。

キリン「モモとたいよう」母子像『いっしょだよ』
佐々木勇さん(千秋・48歳)

 大森山動物園での実話に基づいたキリンの母子像で、愛と優しさを表現。その作品は、全国に生きる喜びと命の大切さを語り続けています。また鍛金による大型像の作品は、工芸技法によるアートの可能性を広げました。

書籍“雲表の珍草「雪蓮に魅せられて」”
畠山陽一さん(仁井田・71歳)

 ヒマラヤからチベットの高山の岩場に生える植物、雪蓮(サウスレア)を求めて、十七か国を調査。平成十五年には世界未記録種も採取しました。現在も中国の研究者と共同研究を続けており、その集大成とも言える貴重な記録です。


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