2006年6月16日号

アンケートから見えた市民のき・も・ち


●アンケート結果から見えてくる「市民の気持ち」を紹介するコーナーです!

あなたが年をとって寝たきりになったとしたら、身の回りの世話は誰に頼みたいですか?

「男女共生・少子化に関する市民生活調査」平成17年11月

将来介護が必要になったら

男性「妻に世話を頼みたい」
女性「施設や病院に入る」


■男性 ■女性
第1位: 配偶者(妻)
…49.2パーセント
第1位: 施設や病院などへ入る
…43.2パーセント
第2位: 施設や病院などへ入る
…33.3パーセント
第2位: 配偶者(夫)
…24.6パーセント
第3位: 自分の子ども
(息子でも娘でも)…6.8パーセント
第3位: 外部からの訪問
…10.4パーセント

そのとき、あなたの選択は?

 半数近くの男性が妻に介護してもらいたいと思っているのに対し、女性の43パーセントは施設や病院などへ入りたいと考えています。
 男性は住み慣れた家で気心が知れた妻に介護してもらいたい、女性はあてにならない(?)夫に頼むより、施設や病院でプロのお世話にといったところでしょうか。女性のほうが平均寿命が長いということも影響しているかもしれませんね。
 昨年行われた国勢調査の結果から、秋田市では2025年には65歳以上の人口が総人口の30パーセントを超えると予測されます。20年後には、市民の3人に1人が高齢者。自分の、家族の介護をどうするか、避けて通ることはできない問題になりそうです。
 あなたの気持ち、家族の気持ち…一度確認し合っておくのもいいかもしれませんね。

困っていること、聞かせてください

川口居宅介護支援事業所 介護支援専門員 渡部幸雄さん
 一人暮らし、高齢者だけの世帯、子どもが県外在住など家族の状況はさまざまで、それによって介護サービスの利用の仕方も違います。誰が介護するか、施設か在宅かではなく、「今、困っていることは何なのか」を聞いて、本人や家族の生活をサポートする方法を考えています。
 他人に世話をしてもらうのは恥ずかしい、家族に迷惑をかけたくないなど、いろいろな思いがあるかもしれません。でも、いざサービスを利用してみたら、利用前の不安や心配がやわらいだという人もたくさんいます。あまり重く考え過ぎずに、あなたの、そして家族の思いを聞かせてください。


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