2006年10月1日号

環境貯金でマイバッグ推進!



 買い物に行ったとき、当たり前のようにもらってしまうレジ袋。家に帰ったら、そのままごみにしてしまうことも多いのではないでしょうか。
 市では、ごみ減量で貯まった環境貯金(4ページ参照)を使って、市民に便利なマイバッグを制作するなど、レジ袋をもらわない「マイバッグ運動」を進めていきます。

 みなさんが買い物の時、何気なくもらっているレジ袋は、国内で一年間に約三百五億枚も使われています。それを作るだけで年間五億五千八百万リットルの原油が消費されています。これは十八リットルの灯油ポリ容器だと三千百万個分にもなります。
 それだけの資源を使って作っても、大部分はごみとして捨てられ、一年間に全国の家庭から出されるレジ袋の量は、なんと約六十万トン! 家庭ごみの約六・七パーセント(容積比)に当たります。
 もちろん、持ち帰ったレジ袋すべてが、そのまま捨てられているわけではありません。ごみ箱の内袋にしたり、ペットの散歩の時に使ったり…。でも、いっぱい余ってしまい、結局使わずに捨てることはありませんか?
 買い物袋(マイバッグ)を持てばレジ袋は必要ありません。そんなちょっとした心がけで、資源を無駄にせず、ごみを減らすことができます。
 今度お買い物に行くときは、お気に入りのマイバッグを片手に出かけてみてはいかがですか?


使いやすいマイバッグを考えよう

 環境貯金を使って、秋田らしさのある便利なマイバッグを作ることにしました。
 まずは、マイバッグの大きさや形、機能などをみんなで考えるワークショップを開催します。一生手放せなくなるような最高のマイバッグを考えましょう!

マイバッグを考えるワークショップに参加を

●対象 秋田市にお住まいで、高校生以上のかた
●開催期間 十月下旬から十一月下旬までの間に三回
●募集定員 五人(ほかに市民団体などから十五人)
●申し込み 十月二日(月)から十日(火)まで環境企画課企画担当へ。tel(863)6632
※完成したマイバッグは、市民団体などにサンプルとして配付し、積極的にマイバッグ運動に取り組むために活用してもらいます。

マイバッグファッションショー

十人十色の買い物袋。カラーでお見せできないのが残念…

マイバッグファッションショー

畠山恭子さん(右)
早川君予さん(御所野)
 おそろいのピンクのバッグを持った仲良し主婦のお二人。使い始めたきっかけは「子どものために少しでも良い環境を残したいと思った」から。
 自慢のバッグは「肩にかけやすいのと、一回の買い物にちょうど良い大きさ」なのがポイント。「マイバッグ持参でたまるスタンプを、特典と交換する楽しみもあるんです」という主婦らしいコメントも。
大山 凌くん(泉中1年)
 大山くん愛用のバッグは、帆布でできた丈夫なもの。「たまたま家にあったバッグですが、物を入れやすいので、ずっと使っています」とニッコリ。
 「小学生のときにテレビで環境問題の番組を見て、レジ袋をもらわないようにしようと思いました。みんなが環境に優しいマイバッグを持つようになってくれたらいいな」と話してくれました。
羽田みつぎさん(土崎)
 羽田さんがマイバッグを持ち始めたのは約十年前。必要のないレジ袋が、家にたまってしまったのが理由です。「デパートで買い物をすると、店ごとに袋が増えてしまいますが、マイバッグだとすっきり一つにまとめられますよ」と、環境対策以外のマイバッグの利点を教えてくれました。
高島ミツ子さん(新屋)
 市消費者協会副会長として、スーパーでレジ袋削減を訴えることもあるという高島さん。「将来のことを考えて、身近なところから環境に良いことをしませんか」と呼びかけます。
 ちなみに今使っているこのバッグは三代目。マイバッグを使い始めて二十年近く、レジ袋をもらっていないとのこと。さすがです!


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