2007年3月16日号

ハイ!こちら消費者センターです

シリーズ(35)

アパートや借家の退去時のトラブル


相談事例

3年くらい住んだアパートを退去しました。ところが大家さんから、たばこのヤニが付いた壁と天井の塗り直し、ハウスクリーニングなどの料金として、約20万円請求されました。この請求には納得できません。

消費者センターからアドバイス

 賃貸住宅を退去するときのトラブルで多いのは「過剰な修理代を請求された」「敷金を返してくれない」といったもの。
 国土交通省のガイドラインによると、退去時の原状回復とは、物件を破損した場合などに元の状態に戻すことです。通常の使用による畳の変色や床の色落ちなどは当てはまらず、たばこのヤニも、クリーニングで済む程度なら、通常の損耗と考えられます。
 敷金は、借り主が担保として預けたもので、家賃の未納など、特別なことがなければ契約終了時に借り主に返還されるべきものです。

おかしいと思ったらご相談を

 契約内容は、しっかり確認しましょう。退去時には、トラブルに備えて住居の傷み具合や状態を写真に撮っておくと良いでしょう。
 契約や請求の内容に疑問がありましたら、消費者センターへご相談を。

消費生活相談は
秋田市消費者センター
 tel(866)2016



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