2007年9月21日号

水道の広場

秋田市水道100周年


市民の皆さまに支えられ、
秋田市の水道は
平成19年10月1日に
100周年を迎えます。



100年のあゆみをたどる

創設以前
明治7年 秋田町人による水道会社設立願や計画が立てられるも、実現せず
明治17年 保戸野愛宕町の佐伯孫三郎・貞治親子が
水道布設を計画するも、実現せず(〜明治21年)
明治19年 秋田大火(俵屋火事)
県内でコレラ大流行
明治22年 秋田市誕生
明治23年 秋田市水道創設取調委員会が発足
明治29年 県内で赤痢大発生。一刻も早い水道布設を望む気運が盛り上がる
創設
明治36年 秋田市水道部を設置
内務大臣より水道事業認可を得る
旭川上流の藤倉を水源とする工事が始まる
明治40年 1月には藤倉水源地から大木屋浄水場までの送水を実施
10月1日、市内へ給水を開始
明治44年 水道施設のすべてが完成
事業の拡張
昭和21年 人口と給水量の増加により藤倉水源地からの送水量を増やす
昭和23年 雄物川を水源とした県営工業用水道から受水開始 
昭和31年 県営工業用水道の浄水場(現在の仁井田浄水場)を買収
昭和42年 手形山配水場完成
昭和48年 藤倉ダムからの取水を停止
昭和53年 水道局川尻庁舎が完成
昭和58年 豊岩浄水場の運転を開始
昭和60年 藤倉水源地が「近代水道100選」に選定される
そして現在へ
平成5年 藤倉水源地、全国初の建造物の重要文化財「近代化遺産」に指定される
平成12年 豊岩配水場完成
平成15年 市全域で公営水道による給水が可能になる
平成17年 市町合併により給水区域が拡張
水道局と下水道部の統合により上下水道局が誕生
平成19年 水道通水100周年を迎える
昭和53年 水道局川尻庁舎が完成
昭和58年 豊岩浄水場の運転を開始
昭和60年 藤倉水源地が「近代水道100選」に選定される


藤倉ダム建設初期
国庫補助の確約が得られないまま着工。総工費は51万円と見積もられていました(当時の市の予算は3万2千円余り)
藤倉水源地から浄水場へ
藤倉水源地の水は千秋北の丸の大木屋浄水場へ送水されました(現在、跡地の一部は秋田和洋女子高校のテニスコートとして利用されています)
現在の主な水道施設
●仁井田浄水場…豊岩浄水場とあわせ市内の約31万人へ提供する安全な水を製造しています
●手形山配水場…仁井田浄水場から送水された水を市内の北部と東部へ配水しています
●豊岩浄水場・配水場…浄水場の水は市内の西部へ送水されています。配水場は、仁井田浄水場から送水された水を秋田市の中央部と南部へ配水しています

水道100周年記念式典
式典へ参加してみませんか

多くの市民のの努力により創設され、市民おとともに歩んできた本市の水道です。
みなさまの参加をお待ちしています。
●とき/10月27日(土)午後1時〜3時45分
●ところ/アルヴェ1階きらめき広場
◆歴史紹介:講談師 神田京子さん
1977年岐阜県生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業、講談師・二代目神田山陽に入門。山陽の他界により、陽子門下へ。平成17年、二ツ目に昇進。寄席・公演・テレビ出演など多方面で活躍中。
◆講演:日本人女性初のK2登頂者 小松由佳さん
1982年秋田県生まれ。東海大学で山岳部主将を務め、卒業後同大山岳部K2登山隊へ参加、登頂を成功させた。現在はICI石井スポーツ新宿西口店でアルバイトの傍ら、山登りに休日を費やしている。
◆ハンドベル演奏:聖霊高校ハンドベル部
その他、作品展表彰式や感謝状贈呈式を行います

完成!藤倉記念公園

 秋田市の水道発祥の地「藤倉水源地」に整備を進めていた「藤倉記念公園」が完成しました。
 水を浄化していた「沈でん池」の跡地を整備したもので、藤倉ダムから3百 下流にあります。カンちゃんの記念碑やあずまやのある広場に、どうぞお越しください。
 10月1日に記念碑の除幕式を行います。
所在/秋田市山内字上台および字大畑
交通/バス:「仁別リゾート公園線」釣りセンター前で下車、徒歩10分
車 :JR秋田駅から約25分

水道こぼればなし
水道事業に私財を投じた親子

 明治17年、水道布設への気運が高まる中、私財を投じて事業に取り組んだ親子がいました。保戸野愛宕町(現在の保戸野すわ町)で薬種商を営んでいた富豪の佐伯孫三郎・貞治親子です。彼らが持っていた豪華な邸宅は、明治天皇の東北巡行の際、ご休憩所に指定されたこともありました。
 佐伯親子は、明治17年と同20年の2回にわたり水道布設の計画を立て、県に出願しました。
 1回目は添川の亀ヶ池を水源として計画や調査を進めていましたが、その後、将来の人口増加を見込み、旭川の上流を水源とする計画に変更し、着工に向けて準備が進められました。工事の総工費は3万円余りと見積もられ、当時の市全体の予算に匹敵するほどの、ばく大な金額でした。
 その計画に基づき、両氏は東京玉川上水などの先進地を視察したり、内務省の技師や技術者を訪ねて意見を収集したりしました。
 さらに、配水管の製作のために愛知県から作業員を雇い入れたほか、調査を衛生工学に詳しいイギリス人の博士に依頼するなど、着工に向け、多岐にわたる準備を進めていました。
 しかし、これらの準備に3千円余りの経費を投じた結果、両氏は財政難に陥り、実現の一歩手前で断念せざるを得なくなりました。
 その後、市制が施行され、市の直営事業として実施が決まった際には、両氏の計画や調査資料がすべて無償で提供され、水道布設に大いに役立ちました。

秋田市水道100周年記念式典

とき/平成19年10月27日(土)午後1時〜3時45分
ところ/アルヴェ1階きらめき広場
●式典参加の応募方法
 水道100周年記念式典に参加ご希望のかたは、次のとおりご応募ください。当日、参加したかたには粗品をさしあげます。
◆募集人数/秋田市在住のかた200人程度。応募多数の場合は、抽選となります。
◆結果/ 参加の可否(抽選結果)は10月17日(水)まで、はがきでお知らせします。
◆申し込み方法/
10月5日(金)(必着)まで、はがき、ファクス、Eメールに、代表者の住所、氏名、電話番号のほか、参加を希望するかた全員の氏名(何人でも可)を書いてお申し込みください。ファクス、Eメールの場合は「100周年記念式典参加申し込み」の題名でお願いします。電話では受け付けません。
◆応募先  〒010-0945秋田市川尻みよし町14―8 秋田市上下水道局 100周年記念式典担当
ファクス (824)7414/Eメールro-wtmn@city.akita.akita.jp
◆問い合わせ 秋田市上下水道局 総務課tel(823)8434

お知らせコーナー
100周年記念式典にあわせたイベントも開催!

●「未来の水道」作品展と100周年展
入場無料
 小学4〜6年生から募集した「未来の水道」に関する作品の展示、水道100年の歩みを振り返るパネル展を開催します。小学生の力作と水道の歴史資料をぜひご覧ください。
とき/10月27日(土)から11月2日(金)まで、午前9時〜午後5時
    (ただし、27日は午前10時から、最終日は午後3時まで)
ところ/アルヴェ 27日(土)は2階多目的ホール
     28日(日)以降は1階きらめき広場

●水の学習館・特別開館日のお知らせ
 水道の歴史や水循環のしくみを楽しく学習できる「水の学習館」を、10月27日、28日の両日、予約不要で自由にご覧になれます。日ごろ、何気なく使っている水道ですが、これを機会に知識を深めてみませんか。入館無料です。
特別開館日/10月27日(土)・10月28日(日)
開館時間/午前9時〜午後4時
場所/仁井田浄水場内(仁井田字新中島221―2)
問い合わせ/浄水課tel(839)2211

水道・下水道についてのご相談・お問い合わせは、上下水道局お客様センター tel(823)8431

「上下水道の広場」ではみなさまからの、ご意見、ご感想、ご質問などをお待ちしています。
宛先/〒010−0945 秋田市川尻みよし町14−8 上下水道局総務課企画情報係 tel(823)8434 ファクス(824)7414/Eメール ro-wtmn@city.akita.akita.jp
また、上下水道局ホームペーシでは水道と下水道に関するさまざまな情報を閲覧できますので、ご利用ください。
http://www.city.akita.akita.jp/city/ws


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