2007年12月7日号

K2登頂の小松由佳さんに
「秋田ふるさと市民賞」



 

市民賞のトロフィーは、美術工芸短大教授の小牟禮尊人さんが「K2」をイメージして制作
K2山頂で。「突然晴れたので、山が私を受け入れてくれたと感じ、涙が出ました」

 11月8日、秋田市出身のクライマー・小松由佳さんに、佐竹市長から「秋田ふるさと市民賞」が贈られました。ふるさと市民賞は、市民の希望、誇りとなり、勇気を与えてくれた活躍をたたえようと、平成11年に市制110周年を記念して創設され、小松さんが初の受賞者となりました。
 小松さんは昨年8月、世界第二の高峰、パキスタン北部にある8千611メートルの「K2」登頂に日本人女性として初めて成功。その快挙が市民に大きな感動を与えました。
 表彰式は小松さんの母校である泉中学校で行われ、母校の生徒たち700人を前に講演。登る人の4人に1人が帰れないというK2での体験から、「冷蔵庫くらいの大きさの岩が次々と落ちてきたときは、当たらないよう祈ることしかできず、緊張感と恐怖に自分が生きていることを実感させられた。ふだん当たり前すぎて感じませんが、生きていることは、それだけで奇跡のようなことだと思ってほしい」と、生きることのすばらしさを訴えました。
 最後に「情熱が可能性を生み出します。自分を信じて頑張ってください」と、後輩たちを激励し、40分間の講演を終えました。

市政情報を声でお届け
「声の広報」が発行千号!


<11月17日、市から花時計のみなさんに感謝状を授与>
 広報あきたを毎回カセットテープに吹き込み、視覚障害者のかたへお届けしている「声の広報あきた」が、昭和51年3月の第1号発行から、11月16日号で通算千号を迎えました。
 声の広報は、朗読奉仕グループの協力で続けられており、現在は「声の広報制作グループ花時計」のみなさんが毎月2回、心を込めて読んでくれています。
 声の広報あきたは約90人の視覚障害者のみなさんに届けられ、市民と市政を優しい声でつなぐ大事な架け橋となっています。

秋田市水道100周年
おいしい水、つくり続けます


<400人以上の参加者が水道100周年を祝福>
 10月27日、アルヴェのきらめき広場で「秋田市水道100周年記念式典」を開催しました。秋田市の水道は明治40年10月1日に、東北で初めて給水を開始。全国的にみても歴史が古く、藤倉水源地は国の「近代化遺産」に指定されています。
 もし水道が止まってしまったら…。そんな心配がないよう、秋田市の水道は、これからも安全でおいしい水をつくり続けます。


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