2008年4月4日号

市長ほっとコラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。
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春が来た。

 待ち望んだ春が来ました。市民のみなさんは今冬どのようにお過ごしでしたでしょうか。
 一昨年の大豪雪、続く昨年の大暖冬の次ですので、今冬はどうなるのかと、ことさら気をもんだかたも多かったのではないでしょうか。
 ちなみに、本市の二月末の積雪データを見れば、今冬が二九九で平年の三四二の九割弱のほぼ平年並みという状況でした。なお、一昨年は四一七となっています。
 ただし、一月の積雪量は平年を上回り、真冬日が平年の二倍の八日となっていますので、今冬を総じれば「平年並みの積雪だが、寒い冬」ということになります。
 本市では、一昨年の苦い経験や雪対策の充実が市民要望の上位であることを踏まえ、昨年には従来の除排雪体制を見直し、機械力、システムなどを改善・強化したところです。
しかし、昨年は大暖冬で全くの カラ降り 、いよいよ今冬はということで関係者は熱が入りました。結果、苦情もあったものの、総じて改善の結果を評価されたと思っています。逆に、除排雪が丁寧になったのは分かるが、財政厳しい折に市の懐具合が心配との声もあったようです。
 いずれ市の財源には限りがあり、除排雪に多く使えば、その分、ほかを減らさなければならない現実のもとで、効率よく行うことが至上命題です。今年の経験を検証し、次の冬以降も市民要望に応えつつ効率の良い除排雪ができるよう努めてまいります。
 雪消えとともに、卒業シーズンとなり、今年も市立の幾つかの学校の卒業式に出席させていただきました。
 荒れる卒業式は全国的に少なくなったとはいうものの、依然として問題も生じているようです。
 しかし、私たち秋田の卒業式は立派です。確かに秋田は、「経済的に疲弊している」「少子高齢化で大変だ」ということはありますが、卒業式を通して、秋田の社会はそんなに病んでおらず、平常な状態を保っているのではないかと感じられます。
 私も涙に弱い年齢になったせいでしょうか、卒業式では自然に込み上げることが多くなりました。
 滔々と答辞を読み上げていた女子生徒が、途中から目を潤ませ、詰まりながら読む様には、感動を覚えずにはいられませんでした。スポーツで鍛えたガッシリした男子生徒が校歌の段になり、涙で目を真っ赤にさせながらも胸を張って大声で歌う姿には若い純粋さが感じられました。
 秋田の児童・生徒は素晴らしい宝です。希望に満ちた未来を!
待ちに待った春、もうすぐお花見…


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