2008年9月5日号

市長ほっとコラム

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オリンピックはいつでも熱い

 第29回オリンピック北京大会は、四川大地震による大被害や民族問題を中心とした中国国内の政情不安、加えて旧ソビエト圏での戦争勃発、世界経済の急激な失速など、激動の中で開催されました。また、金に糸目をつけずに建設した巨大な競技場、大がかりな演出や最新技術をこれでもかというほど駆使した、しかし長すぎていささか飽きが感じられた開会式など、発展著しい中国の国威発揚の格好の場となった大会でした。
 しかし、「ああだ、こうだ」と勝手な評論をしていても、いざ競技に入ればスポーツの世界は実力勝負、日本人選手の活躍や好試合に感動するのが普通ではないでしょうか。
 さて、日本での夏季オリンピック開催は1964(昭和39)年の第18回東京大会で、高校2年だった私は14インチの白黒テレビで興奮しながら観戦した記憶があります。

谷川・東京都副知事(右)と
 東京オリンピックの特筆すべき点は、体操の小野喬・清子、遠藤幸雄など秋田県出身選手の大活躍で、特に小野喬選手は選手団の主将を務め、選手宣誓の役を担いました。小野喬選手のヘルシンキ、メルボルン、ローマ、そして東京の4回にわたるオリンピックでの金銀銅合わせて13個のメダル獲得数は、今もって日本人選手最多記録を誇っています。
 回を重ねるたびにオリンピックも拡大し、東京オリンピックで93だった参加国・地域は、今回の北京大会では、その倍以上の204を数える史上空前の規模となりました。
 さて、次のオリンピックは2012年のイギリス・ロンドンでの第30回大会で、その次の2016年の第31回大会に立候補しているのが東京です。現在、東京を含め4か所が候補地となっており、来年10月には最終決定する運びとなっています。
 本市でも、今夏の竿燈まつりには3本の東京オリンピック・パラリンピック招致PR竿燈が出竿し、6日の最終日には、谷川東京都副知事や招致委員会のメンバーが入場パレードに参加、大声援の中で招致ムードが大いに盛り上がりました。
 今般の東京招致にはさまざまな意見があるようですが、昨年のわが秋田国体・障害者スポーツ大会が、理屈抜きに県民に大きな感動と自信を与えたことや、東京オリンピックから半世紀近くが過ぎ実体験した人が50代半ば以上になった今、元気な日本を築くためにも2回目の夏季大会を開催することは望ましいことです。
 オリンピックはいつでも熱い。8年後、2回目の東京大会を目にすることを楽しみに元気に過ごしましょう。

竿燈もオリンピック招致を応援!


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